Race Report/レースレポート

2013年スーパーフォーミュラ第7戦

2013年11月9〜10日
参加台数19台
鈴鹿サーキット(三重県)

スーパーフォーミュラの最終戦となる第7戦が鈴鹿サーキットで行われました。今年やってきた内容を踏まえ、最終戦に向けてマシンをセッティングして臨みました。今大会は2レース制で行われ、通常のレースフォーマットとは違い、土曜日の公式予選(ノックアウト方式)でのQ1の結果でレース1のスターティンググリッドが決まり、Q3までの結果でレース2のスターティンググリッドが決定します。決勝レースは日曜日午前中にレース1、午後にレース2が行われました。

予選

レース1予選:8位、レース2予選:14位

天候:晴れ

土曜日の午後2時から20分間でQ1が行われました。はじめにフリー走行から変更したマシンのバランスを確認しました。残り7分が過ぎたあたりで、ニュータイヤを装着してコースイン。タイヤを温め1周のアタックに入りました。このアタックラップに集中して走ることができた結果、8番手タイムとなりました。

10分間のインターバルを挟み、7分間のQ2がスタートしました。セッション開始間もなくコースインしました。Q1から路面コンディションの変化を踏まえた調整を行いアタックしましたが、タイムを上げることができませんでした。最終的に14番手タイムに終わり、Q3へ進出できませんでした。

予選が終わり、翌日に向けて再度データを細かく見直し、マシンのセッティングを決めるために遅くまでチームのスタッフとともにミーティングを行いました。

決勝

レース1決勝:リタイア

天候:雨

日曜日は朝から雨となり、ウェットコンディションの中、レースが始まりました。レースは20周で行われました。慎重にスタートしましたが、ホイールスピンが多く、いいスタートがきれませんでした。イン側をキープしたまま1コーナーに向かって行きましたが、水しぶきがひどく、視界が悪い状態でした。それでも何とかポジションを上げようと試みた時に後ろから接触されてしまい、そのままマシンが壊れコースアウト。1周も走ることができず、レース1を終えることになってしまいました。

レース2決勝:リタイア

天候:曇りのち雨

チームの迅速な作業により、レース2が始まる前にマシンの修復が完了しました。この頃、天候が回復し、コースは所々乾き始めている状況でした。レース2までの間にマシンセットを大きく変更し、決勝に臨みました。

レース2はタイヤ交換が義務付けでした。スタート時にはレインタイヤを選択しましたが、路面がまだ濡れていたこともあり、ポジションを上げることができませんでした。2周目にピットへ入り、ドライタイヤに変えてコースに戻りました。アウトラップで1台を抜きましたが、はじめのうちはマシンのフィーリングがオーバーステアで、うまくコントロールするまでに時間がかかってしまいました。

前を走る集団を追いかけ、周回ごとに乾いているラインを探して、タイムを少しでも削れるように試行錯誤しました。しかし、24周目に前を走るマシンが130Rでオーバーランしたためにポジションを上げたのですが、シケインのブレーキングでその車両が止まりきれず、自分のリアに接触しました。その際、スピンしてしまい、エンジンも止まってしまいました。そのために再スタートすることができず、リタイアとなってしまいました。

広大コメント

シーズン最終戦で一矢報いるために、チームとミーティングも重ね準備してきましたが、思うような結果を残すことができませんでした。さらにアクシデントで両レースともリタイアという厳しい結果に終わってしまい、本当に悔しく思います。シリーズ戦は終ってしまいましたが、今シーズンを締めくくるJAF GP富士スプリントカップ があります。このままでは終れないので、もう1度やれることをして、全力で臨みます。