Race Report/レースレポート

2013年スーパーGT第6戦

2013年9月7〜8日
GT500クラス参加台数15台
富士スピードウェイ(静岡県)

第6戦『FUJI GT 300km RACE』は富士スピードウェイで行われました。開幕から5戦が終了し、これまでの問題点を解決できるようにチームとミーティングを重ねました。土曜日のフリー走行ではセッティングを確認しながら走行しましたが、思うような方向性にならず苦戦しました。再度セッティングについて話し合い、予選に臨みました。

予選

予選:8位

天候:晴れ

ノックアウト方式が採用され、上位8台がQ2に進出することができます。今回Q1を担当しました。500クラスの時間が始まり、残り時間7分でコースに入りました。予選に向けて、フリー走行の時よりもダウンフォースを多くしたので、ストレートでスリップストリームに入れるように前を走る車との間合いを取りました。マシンのバランスは公式練習のときよりも良くなりましたが、アンダーステアが強く感じました。3周アタックし、8番手タイムでQ1を突破することができました。マシンバランスとタイヤの内圧を調整し、Q2は年弘さんがアタックし、決勝8番手のグリッドを獲得しました。

決勝

決勝:2位

天候:晴れ時々雨

予選が終了した後のミーティングで、予選で想定していたマシンセッッティングになっていなかったことがわかったので、その部分を修正しました。しかし日曜日の朝は雨が降ってしまい、レインコンディションでの走行となりました。ここではレインタイヤの評価を行いました。

その後、雨が上がり、レースはドライコンディションでスタートしました。今回、ダウンフォースを多めにしたコーナー勝負のセッティングで、66周のレースに臨みました。

スタートは年弘さんが担当し、ポジションをキープしたまま周回を重ねていました。そして19周目のメインストレートで他車にアクシデントが発生し、21周目にセーフティーカーが導入されました。22周目に隊列が整った後、ピットレーンオープンと同時にほとんどのマシンがピットイン。17号車はメカニックの迅速な作業でドライバー、タイヤ交換とガソリン給油終えることに成功しました。ピットウォール側の高速レーン(ファストレーン)には多くのマシンが走っていましたが、自分の判断でいいポジションでピットアウトすることに成功し、4番手にポジションを上げることに成功しました。

24周目にレースが再開され、2周後の14コーナー出口で38号車を抜き3番手に上がりました。その後から雨が降り始めましたが、ウエットタイヤへの交換が必要なほどに雨は降らず、ドライタイヤのまま周回を重ねました。前を走っていた1号車がドライブスルーペナルティを受けたので、36周目に2番手に上がりました。

その後、ピットに入っていない24号車に追いつきました。何度か抜こうと試みましたが、同一周回ということで押さえられている間に38号車が追いついてきました。24号車がピットに入った周にトップに立ちましたが、43周目のストレートで38号車に抜かれて、2番手に落ちてしまいました。雨が強くなればトップよりも速かったのですが、雨がやんでしまうと差が開くという展開が続きました。それでも最後までプッシュし続けましたが、トップのマシンに追いつくことができず、2位でチェッカーフラッグを受けました。  

広大コメント

今回の2位でシリージランキングがトップと5ポイント差の5位となり、タイトル獲得のために残り2戦が本当に重要になってきました。富士でのレースは結果として2位に入ることができましたが、予選含めまだ全体的にスピードで負けていると思います。チームとともに実力を上げて、自力でトップを取れるように、もう一度気を引き締め、レースに臨みたいと思います。