Race Report/レースレポート

2013年スーパーフォーミュラ第6戦

2013年9月28〜29日
参加台数19台
スポーツランドSUGO(宮城県)

スーパーフォーミュラの第6戦が宮城県スポーツランドSUGOで行われました。8月に開催される予定だった韓国戦が中止となり、今シーズンは実質全6戦でチャンピオンシップが競われることになりました。残り2戦で結果を残すため、SUGOまでにマシンのセットアップについてチームとミーティングを重ね、レースウィークを迎えました。

朝のフリーでは、路面が悪い状況でもマシンの感触がよく、今回のセッティングの方向性は間違っていないと思いました。しかし、その後、路面がよくなってきてからはタイムを縮めることができず、苦戦することになりました。フリー走行が終わり、時間が許す限りデータを確認し、予選に向けてマシンのセットアップをしました。

予選

予選:13位

天候:晴れ

今回の予選はノックダウン方式が採用され、Q1は20分間のセッションでした。フリー走行から変更したマシンを確認するためすぐにコースインしました。時間の限りマシンのセット変更を行い、セッティングを煮詰めていき、Q1を突破することができました。 Q1のフィーリングをもとにマシンの剛性バランスを変更し、Q2に臨みました。最初のアタックでタイムを出さないとタイヤのグリップが落ちてしまうので集中しました。アタック1周目でQ1のタイムを上回ることはできましたが、Q3に進出することができず、13番手タイムとなりました。

決勝

決勝:リタイア

天候:晴れ

朝のフリー走行は、まず燃料が軽い状態で走り、予選から変更したセッティングの確認をしました。それから燃料をレースと同じ量搭載し、現状のマシンのポテンシャルを引き出せるように走り方を工夫しつつ、マシンセッティングを合わせ込んで行きました。

第6戦の決勝は68周で行われました。スタートでポジションを2つ上げ、11番手で1周目をクリアしました。4周目にクラッシュが発生し、1回目のセーフティーカーが入りました。このタイミングではピットに入らず、そのままコースに留まりました。

8周目にレースが再開されましたが、すぐに他のアクシデントが発生し、再びセーフティーカーがコースインしました。この時、ピットインしても燃料が最後まで走れるとチームが判断し、その周にピットに入りました。時間短縮のため、給油のみの作業で隊列に復帰しました。このセーフティーカーラン中にピットに入ったマシンと入っていないマシンが入り乱れていたため、この時点でのポジションは11番手のままでした。

11周目にレースが再開し、前を走るマシンを追いかけました。決勝に向けたセッティングが週末の中で一番よく、攻めることができました。しかし、最終コーナーでマシンの挙動を安定させることができず、なかなか前のマシンを抜くチャンスを作ることができませんでした。 27周目には3度目のセーフティーカーが入りました。32周目に再開されましたが、リスタートではポジションを上げることができませんでした。

その後、他車のアクシデントなどもあり、53周目には7番手まで順位を上げました。しかし20号車が前を走り、後ろから1号車に追われる展開はレース中盤から変わっていませんでした。何度か1号車のアタックを凌いでいましたが、58周目のストレートでアウト側に並ばれてしまい、並走したまま1コーナーに進入しました。ここで1号車と接触し、2台ともスピンを喫しました。何とかコースに復帰することができましたが、その周のSPコーナーでブレーキを踏んだ際、急にバランスを崩してしまいコースアウト。そのままリタイアに終わってしまいました。

広大コメント

今回のレースでマシンセッティングを大きく変更し臨みましたが、思うような結果を残すことができませんでした。しかし、今回のレースでは、今まで以上にたくさんのデータや新たなフィーリングを得ることができました。次はシーズン最終戦となりますが、最後まで諦めず、何としても結果を残すためすべてを賭けて戦いたいと思います。