Q気になるベストレースですが、1位は予想通りの結果だったと思いますが、2位以下は興味深いランキングになりました。
「ランキングの1位と2位は自分自身でもいいレースだったと思いますね。僕は基本的に、自分のレース映像でビデオなんかで振り返ったりしないんですが、上位の2レースは映像で見てもおもしろいと思います。ランク外ですが、2006年のF3第10戦鈴鹿はマニアックですね(笑)。このレースではスタートでミスして最後尾まで落ちて、そこから2位まで追い上げたんですよね。2010年と2011年のセパンの2イベントもいいレースだったと思います。冒頭にも言ったように1位と2位は想定内ですが、3位に2011年のスーパーGT岡山が入っているのは意外でした。GTでの初ポールを獲得しましたが、決勝はね……。あらためてランキングを見ると、昔のレースはあまり入っていません。やっぱりここ3年、日本のレースが中心なんですね。それより前のレースはみんな覚えてないのかもしれませんね」
Q今回のランキングに入っていませんが、自分でベストレースと呼べるものはありますか?
「古いレースになってしまいますが、2003年、那須モータースポーツランドでの全日本カート選手権FSA第5戦はいいレースだったと思います。僕が優勝したのですが、3台のマシンがほぼ横並びでゴールしたという大激戦だったんですよ。1位〜3位までのタイム差がコンマ1秒以内だった。あのレースは本当にすごかったです。自分の中のベストレースは、2002年の鈴鹿選手権シリーズMFCの最終戦。このイベントで2連勝しないとチャンピオンになれなかったんです。タイトルを争う選手とのバトルはすごく激しかったですが、何とか2連勝を飾り、スカラシップを獲得することができました。あのレースで勝っていなかったら、今の自分はありません。プロになっていなかったはずです。だから僕のベストレースはそれかな。2004年にフォーミュラドリーム(FD)とF4のダブルチャンピオンになったのもベストレースです」
Q続いてワーストレースの結果発表ですが、これは2011年のイベントに集中していました。1位はスーパーGT第5戦の鈴鹿で、第2位は同じくGTの開幕戦岡山です。
「個人的にワーストは岡山のほうかな。ベストレースにも入っているんですけどね(笑)。岡山は2010年も土曜日の朝の公式練習でクラッシュ。岡山はなんかツイていないんです。ランキング結果は順当だと思います(笑)。自分のなかでワーストといえば、2008年の鈴鹿1000キロもダメなレースでした。これも決勝ではないのですが、朝のフリー走行でクラッシュ。130Rでタイヤバリアに突っ込んでしまった。最悪でした」
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Qこれは非常に興味深い質問ですね。まずスーパーGTで組んでほしい選手ですが、小暮選手がダントツの1位でした。「ふたりともガンガン攻めるタイプで楽しそう」という意見多かったですね。2位の山本選手に関しては「チーム栃木が見たい」という声がたくさん来ました。
「僕自身、小暮さんとは組んでみたいです。(山本)尚貴とは栃木同士で争っているので、仲は悪いですよ(笑)。3位の伊沢さんは『暴れ回りそう』という意見が多かったみたいですが、どういう意味なんでしょうか(笑)」
Qそのままの意味だと思いますよ(笑)。4位以下の感想はいかがですか?
「(中嶋)一貴さんと本山さんが上位に来るとは予想していませんでしたね。脇坂さんと組んだら、僕はいつもいじられそうです(笑)。『ギャグも学んでほしい』という意見もありますが、それはぜひ見習いたいと思いますね(笑)。きっとランキングのトップ3は、優勝を狙えるという面もありますが、見ていて楽しそうってことなんでしょうね。それにしても、中嶋さんが上位に入ったのは本当に意外です」
Q現在のパートナー、金石さんも上位に入っています。
「年弘さんとは3年間いっしょに戦い、いろいろ勉強させていただいています。本当に感謝しています」
Q続いてフォーミュラ・ニッポンに走ってほしいチームですが、ダンディライアンがダントツの1位でした。「広大選手に似合っている」とか「伊沢選手とのコンビは最高」という声が多かったです。そして2位には「マシンがカッコいい」とか「山本選手とのコンビが見たい」という理由で無限が入っています。
「1位のダンディライアンはともかく、無限で走ってほしいという声がたくさんあったというのは意外ですね。同じく2位になったインパルは、僕もぜひ走ってみたいという気持ちがあります。ファンの皆さんからも『星野さんの下で鍛えてもらって』とか『日本一速い男のもとでいろいろ学んでほしい』いう意見が多かったですが、僕も同じですね。とにかく、いろんなチームで走ってみたいという気持ちがあります。やっぱり同じクルマでもチームによってまったくカラーが違うので、他のチームのクルマには興味があるんです。特にチャンピオンマシンのトムスは気になります。どんなクルマなのか、一度は乗ってみたいです」
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