Koudai on Koudai2024-2025

2025年シーズンのスーパーGTがいよいよ開幕します。塚越広大は今年で17号車をドライブして17シーズン目となり、「今年は何が何でもチャンピオンを取りたい」と決意を新たにしています。スーパーGTでの17シーズンの開幕を前に、ファンの皆さんの質問に塚越広大が答える年に1回のスペシャル企画「Koudai on Koudai 2024-2025」をお送りします。今回も塚越広大がファンの皆さんのさまざまな質問に誠心誠意、答えています。まずは前編からご覧ください。
取材・文=川原田剛/写真=GTA、ThreeBond Racing

前編

今回は新しいチームメイトとなる小出峻選手に関する質問が多かったですが、まずは三重県のscp10userさんからの質問です。「シーズン毎に相棒の方が変わるというのは、あまりないご経験かと思います。太田格之進選手も小出峻選手も同い年かと思いますが、塚越選手の目線ではどのように見えますでしょうか。あと巣立った太田選手はスーパーフォーミュラではライバルになりますが、贈る言葉などコメントをお聞かせください。
2人の名前を知ったのはそれぞれがFIA-F4に出場している時です。ただ面識自体はスーパーGTで一緒に戦うことになるまではほぼなかったのですが、太田君に関しては中嶋(悟)さんのチームで伊沢(拓也)監督のもとで走っていました。

伊沢さんのもとでたくさん学んできたこともありましたし、スーパーフォーミュラ(SF)でもいろんな方から話を聞いて、実力があるのは知っていました。ただ、彼とはやっぱり世代が違うんでレースに対しての取り組みや考え方が違います。僕なんかはどっちかっていう感覚派で、ドライバーで何とかするというところが多かったりします。でも太田君はデータをきっちりと見て、理詰めで積み上げていくような感じです。そういうのを目の当たりにすると、ここまでレースしてきた歴史が違うなって感じます。

それまで組んできたドライバーは割と感覚的には同じ世代だったのかなと。まあ松下(信治)選手はその中間かな。それに彼はヨーロッパの経験もあったのでちょっと違うタイプなのかもしれません。小出君はGT500クラスのルーキーっていうのもあって、勉強しなきゃいけないことがまだたくさんあるという自覚が彼自身あるので、セッティングどうこうじゃなくて、まずは自分がうまく乗れるようにてマシンをポテンシャルを引き出そうと一生懸命に走ってくれるなあっていう印象ではありますね。

最後の太田選手に贈る言葉ですね。太田選手は今年から北米最高峰のスポーツカーレースIMSA参戦することになりました。当然、このチャンスを有効に活用してもらいたいと思っています。アメリカの先には世界に挑戦する機会があるのかもしれません。自分の力を出し切って、いい走りをしてもらいたいです。アメリカだけでなく、国内のスーパーフォーミュラでも開幕戦の鈴鹿で優勝するなど、強い走りを披露しています。まあスーパーフォーミュラのライバルとして見ると、倒すのは大変だと思いますけど、挑戦して行きたいなと思っています。
三重県のscp10useさんからもう1問です。「昨年、カートレースに参戦している私の息子に、優勝するまでが踏ん張りどころだとご助言いただきました。かなり時間がかかりましたが、11月のレースに優勝できました。今年は『カートレースIN鈴鹿』に参戦できるようにスポンサー支援をあちこちにお願いして回っているところです。彼のクラスは今年で最後なので、最後の年に念願のチャンピオンになれますように、叱咤激励を頂ければ幸いです。
もちろん結果が残るに越したことはないですが、多分、息子さんのドライバーとしての目標はもっと先にあると思います。小さくまとまって、失敗しないようにそつなくこなすという走りではなく、練習の時から全力で走ってほしいですね。

正直、練習でできないことは本番でもできないと思います。やっぱり練習の時から自分が走っているクラスのもうひとつ上のクラスでレースをする気持ちで練習やレースに臨んでほしい。もし勝ったとしても、もっと速い奴がいると思って、その仮想のライバルに負けないような走りを常にイメージして走ってほしいですね。
兵庫県のフクダさんからの質問です。「4輪のプロドライバーである塚越選手から見て、2輪のプロライダーの方のすごいと思うところを教えてください」
本当に皆さんと視点は変わらないんですけど、あのスピードでバイクにしがみついてコーナーを曲がっているだけですごいですよね。あとアクシデントがあった時でも4輪の僕らは転ぶってことはないのですが、2輪のライダーは生身で、しかも転がっていくじゃないですか。それがすごいとライダーの方に話したことがあります。

そしたら向こうは、ライダーはとりあえずバイクを離せばそこで止まることができる。でもドライバーは逃げられないので、マシンと一緒に壁にぶつかるまで行かなければならない。それが怖いと話していましたし、コーナーリング速度も2輪よりも圧倒的に速いと。その話を聞いて、お互いにリスペクトがあるのかなって感じました。

でも僕からしたら、2輪のライダーはやっぱりすごいですよ。例えば鈴鹿を走るとして、僕らはストレート区間はちょっと休むことができますが、2輪は休めないですよね。しかも8時間の耐久レースをやっちゃうんですから、ライダーの方は体力お化けだなと思います。
兵庫県のフクダさんからもう1問です。「今年は大阪オートメッセに来られていましたね。さまざまな車両が展示されていたと思いますが、気に入った展示車両を教えてください」
実は展示車両はあんまりちゃんと見られなかったのですが、今年でS660が発売されて10周年になります。残念ながら絶版車になっていますが、もう10年が経つのかあと思いながら、S660の展示車両を見ていました。
神奈川県のあやかぴさんからの質問です。「生後3カ月の息子がいます! レースデビューを4月にもてぎで開催されるスーパーフォーミュラにしようと思ってるのですが、早いですかね? 塚越さんはお子さんのレースデビューは何歳でしたか?」
ええ、いつだったろう……? 年齢は忘れてしまいましたが、多分1歳は過ぎていたと思います。場所はもてぎだったはず。うちの子は防音用のイヤーマフもつけていました。あやかぴさんのお子さんは3カ月ということですので、イヤーマフは必須だと思います。家族みんなで赤ちゃんをケアしながら、レースを楽しんでもらいたいです。
静岡県のいのさんからの質問です。「レース本番など、ここぞという時にパフォーマンスを最大限発揮するために、日頃から行なっていることや心がけていることを教えてください。私は体調管理やイメージトレーニングなど、できることははやっているつもりなのですが、本番にとても弱いのでアドバイスなどいただけたらうれしいです」
常日頃レースのことを考えて、行動するのが大事かなと思っています。例えば駐車場に車を停める時でも僕はピットストップのように頭から停めることが多いんです。もちろん速さを求めて無茶するのではなく、いかに横方向でも縦方向でも正確に停めるのかを練習しています。また高速道路を走っている時でも、いかに周りの車に迷惑がかからないように一定の速度で走ってみたり。それを実際のGTのレースでやるわけじゃないですが、常に頭を使いながら運転したり、考えたりするようにしています。

本番に弱いとのことですが、F3時代に世話になった田中弘監督によく言われたのは「結局メンタルっていうのは技術の裏付けだ」と。それは今でも僕の心の中に強く残っています。自分の中のちゃんとできるという確信があるから、本番でも力を発揮できると思います。練習の段階でできるかどうか不安という気持ちが少しでもあれば、多分で本番でも不安になってしまう。もうこれだけ練習したんだから大丈夫だ、と確信できるようにメンタルに持っていく必要があります。そのための練習方法や、考え方をしなければならないと思いますね。
静岡県のいのさんや栃木県のタロウさんからもう1問。「今だから笑える、とんでもないハプニングや焦った体験はありますか?」
2024年のスーパーGT最終戦で、予選で走行している時にドアが開いちゃったんです! あれはまあまあ焦りましたね(笑)。鈴鹿サーキットのデグナーの1個目に入ったら、ドアが開いたかなあと気がついて、デグナーの2個目を立ち上がった時に閉めなおしました。原因はドアの留め具に不具合があったのですが、あの瞬間は結構、焦りました。焦りましたけど、予選のアタック中だったのでタイムを出さなければなりません。だから焦りながらも冷静に対処しました(笑)。
神奈川県のろすたさんからの質問です。「スーパーGTの17のポーズは誰から始めたですか? 覚えていれば教えていただきたいです」
僕の記憶ではKEIHIN REAL RACING時代の2018年~19年にレースクイーンを務めていた蒼怜奈(れいな)さんと英美里さんが始めたと思います。それからチョイチョイ撮影の時のポーズとして使用しています。
大阪府のおいもさんからの質問です。「スーパーフォーミュラは決勝が終わると、体重計に乗っているみたいですが、なぜなのでしょうか? ひょっとして、私が気づいていないだけでスーパーGTでも体重計に乗るのでしょうか?」
スーパーフォーミュラを始め、フォーミュラカーのレースは基本的に最低重量などはドライバー込みの重量が規則になっていますので、大体、フリー走行1回目を走ったら、そのまま車検場に行って体重を計ります。その後は予選、決勝の後にも体重をチェックして、ルールに違反していないか確認することになります。GTはフォーミュラと異なり、ドライバーの体重は関係なく、車両重量がルールになっています。だからスーパーGTのレースウィークに体重計に乗ることは基本的にありません。
大阪府のおいもさんからもう1問です。「昨年インスタライブを見ていてとても楽しかったです。またやって欲しいと思いました。さて、その時に『シビックはドアが開けにくい。ノブが曲がったことがある』と話されていましたが、その後、乗りにくさは改善されたのでしょうか?」
ドアノブは市販のシビックの形のままですし、改善はもうデザイン的にできないんです。ただまあ乗り降りは慣れました。ドアノブもちょっとコツで、スムーズに開け閉めできるようになりました。ちゃんと練習したあとは、滞りなく乗れるようになってきたと思います。
東京都の藤本達也さんや愛知県の風時kazetokiさんからの質問です。「休日のルーティンとレースの日のルーティンを教えて下さい」
僕はレースだからとか、休みだからというルーティンはあんまり作らないようにしています。どっちかっていうと、常にレースモードじゃないですが、レースに向けてどうするかという心構えで日々の生活を過ごしている面が強いと思います。特にコロナ禍になってからは5時45分に起きることを習慣づけています。たまに二度寝してしまうことはありますが、休みだろうがレースだろうが、今日5時45分に目覚めるっていうのはずっと変わっていません。そこはルーティンとしてずっと継続しています。

早起きしようと思った時に、6時台だとあんまり早起きって感じがしません。でも例えば5時起きになると、僕の場合は昼寝を挟まないと1日を過ごすのが難しいですね(笑)。それで5時15分、5時半とかいろいろ実験した結果、5時45分だったら一日中、ちゃんと起きてられることがわかりました。

僕の生活の中でも5時45分よりも前に起きなければならないシチュエーションはあんまりなくて、レースウィークでも早くても7時ぐらいにホテルを出発すればOKです。それはスーパーGTでもスーパーフォーミュラでも共通です。7時に出発だと、大体1時間前の6時に起きれば大丈夫なので、5時45分であれば全然苦ではありませんから。

あと以前はレース前に部屋をきれいに片付けることはルーティンにしていましたが、もう普段からきれいに片付けるよういなっているので、今は完全に習慣になっていますね。
東京都の藤本達也さんからもう1問です。「後輩達に塚越選手のノウハウを教育する時に一番大事にしていることを教えてください」
まあ僕はどちらかというと教えるってよりも諭す方が多いかもしれません。なぜっていう根本を考えられるようにしたいからです。例えば何かが起こってしまったとしたら、なぜ起こったのかというのを一緒に考える、というやり方が多いと思います。

それに僕が教える立場かと言われたら、もっと速くなりたいし、まだまだ勉強しなきゃいけないこといっぱいあります。逆に言ったら後輩から教わることもありますので、こっちから教えるってよりも一緒に勉強する、考えるというシチュエーションにしたいと考えているのが多いかもしれないですね。

結局レースの世界では絶対に正解とかないじゃないですか。じゃあなんでタイムが出たのか出なかったのか、失敗したのか成功したのか、その原因を一緒に考える方が結果的にお互い勉強できるんじゃないかという思いもあります。

ドライビングスタイルもトレンドがいろいろ変わってきているので、僕としてもやっぱり勉強していきたいという気持ちはあります。あとは僕が田中弘さんや(金石)勝智さんから教えてもらったことっていうのは、まあ後輩たちには伝えていきたいなという気持ちはありますね。
神奈川家のしん!さんを始め、たくさんの方からの質問です。「メーカーを問わず、スーパーGTで組んでみたい組んでみたいドライバーは誰ですか?」
誰かな……一緒に走ってみたい選手はいますが、今はドライバーよりもいろんなエンジニアと組んでみたいなと思います。僕は2022年からスーパーフォーミュラの開発テストを担当させていただき、ホンダ陣営だけでも、こういろんなエンジニアと仕事をやらせてもらいました。その時に感じたのは、同じクルマなのに、エンジニア次第でクルマの動きだったり、考え方だって全然違うってことです。そこはすごい勉強になりましたので、もっといろんなエンジニアと仕事をして、学びたい気持ちの方が多いですね。
神奈川家のしん!さんからもう1問。「鈴鹿サーキットのコースで、自分が誰よりも速く走れると思うコーナーはどこですか?」
鈴鹿ですかぁ……。鈴鹿は何回も走っていますが、本当に難しいですよね。なんかもっとうまくできるんじゃないかと思いながらいつも走っているので、どこで速いとか自信がないんです。

鈴鹿って本当に不思議なサーキットです。同じように走っても、セクター1がすごく速い時もあれば、逆にセクター3が速いこともあります。別に走り方や考え方を変えたりということじゃないんですけど、その時によって速い場所が変わったりとかするので、すごく難しい。

あと1周をまとめるのが本当に難しいコースなのですが、1コーナーが上手く走れるとすごく気持ちいいです。1コーナーは鈴鹿の中では唯一、ハードブレーキをせずにスパッと切り込むコーナーじゃないですか。それがすごい好きです。
滋賀県のMasa23さんや福岡県のゆきさきはやとさんを始め、何人かの方からの質問です。「今までのレースキャリアの中で最高のマシンは何ですか?」。Masa23さんは「ヤバかったマシンも教えてください?」とのことです。
最高の意味がいろいろありますので、これも難しい質問ですが、もう1回乗れるんであれば、2009年のスーパーGTでドライブしたNSXですね。ドライビングは難しかったですが、クルマがこんなにシャープなんだと思った1台です。

ホンダは1996年からNSXでGTに参戦していましたが、2009年が最後のシーズンとなりました。僕も今、NSXに乗っていますが、メーカーや開発陣のいろんな思いが詰まっているなあと感じます。

ヤバいもどう捉えるかによって違ってきますが、雨の日のGTカーやフォーミュラカーでレースをしている時はいつもヤバイなあと思っています(笑)。いい意味でのヤバイはマクラーレン・ホンダのMP4/5とMP4/6です。僕が乗ったマシンはフル馬力は出せないように調整されていましたが、それでも「すげえなあ」と感心しながら運転していました。いつかマクラーレン・ホンダのMP4/5とMP4/6を当時レースに出場していた時の仕様で、フルパワーで乗ってみたいですね。
マシンに関してはもう1問。三重県のTRIさんからの質問です。「アメリカ最高峰のスポーツカーシリーズIMSAに出走するアキュラARX-06に乗ってみたいですか?
もちろん乗ってみたいです。でもいろんな方に話を聞いてみると、すごい電子制御などが複雑なクルマらしいですね。ドライバーとしては乗ってみたいですが、レースファンとしてはもっとシンプルなクルマのほうがいいなあって思っちゃいますね。
三重県のうご丸さんからの質問です。「リアルレーシングにケーヒンがスポンサードするようになった頃からレーシングスーツのレプリカを作成して子供に着せて応援に行っていました。ファンのそういう応援は印象に残っているものなのでしょうか?」
覚えていますし、メチャクチャうれしいです。サーキットによっては、ここしか来ないという方もいらっしゃいます。特に岡山やオートポリスには熱心に応援して下さるファンの方もいますので、よく覚えています。

リアルレーシングやアステモのグッズを身につけてくれるのを見たり、差し入れをいただいたりした時はもちろんですが、サーキットで普通に声かけてもらえるだけでもうれしいので、気軽に声をかけてください。
三重県のうご丸さんからはもう1問です。「2025シーズンは小出選手と組むことになりますが、最近の若手ドライバーで特に気になる選手とかいますか?
今、ホンダの育成ドライバーがヨーロッパのリージョナルなどに何人か参戦していますが、彼らがどんなレースをするのかというのはちょっと気にはいます。昨年のフランスF4チャンピオンになった加藤大翔選手は鈴鹿のカートスクールで一緒に走ったことがあるので、彼がどんなドライビングをするのかはわかっています。彼には活躍してほしいですし、ホンダの育成ドライバーはトヨタの育成ドライバーに負けて欲しくないなという気持ちはありますね。
栃木県の高木 滝子さんからの質問です。「スーパーGTの参戦車両がNSXからシビックに変わって良かった点、困った点はありましたか?」
良かった点は、シビックはユーザーさんが多いことですね。やっぱりNSXはフラグシップであって、憧れの象徴だったので、ユーザーさんは少なかったと思うんです。それに比べると、シビックはユーザーさんが多いので、仲間が増えたなあっていうのを感じます。

困ったところはNSXに比べると横の窓が短いので、ちょっと視界が悪いんです。サイドバイサイドで戦うと、ちょっとだけ視界が悪くて不便だなって。困ったところはそれぐらいです。
今後、飯能でイベントを行う予定はありますか?
今はレンタルカートの営業はお休みしますけど、愛車ミーティングのようなイベントまたしたいなと思います。今まではビートやS2000などホンダ車種でしかやってないんですけど、ホンダ以外の車種でできたらいいなと思います。
東京都のあづきさんからの質問です。「普段モトコンポはどのような用途で使っていますか? 所有していても、なかなか乗る機会がなく……」
すみません……僕も一緒です(笑)。過去にラー飯能でモトコンポのイベントを開催しましたが、それも再びやってみたいと思っているのですが。
東京都のあづきさんからもう1問。「今までのスーパー GTで、自分で一番よく頑張ったなと思うシーンは?」
パッと思いつくのは、2021年の富士のレース時ですね。ベルトラン・バゲット選手と組んで出場したこのレース、結果的には勝てたのですが、クルマの調子は相当悪かったんです、予選も後ろの方(11番手)でしたが、フルコースイエロー(FCY)が発動されてアドバンテージを得ることに成功し、トップに立ちました。そこから8号車のARTAに抜かれちゃったりしましたが、その8号車にペナルティが科されたり……いろいろあって最後なんとか勝ったみたいなレースでしたが、すごく頑張ったなって思います。
前編の最後の質問です。岩手県の大坪政樹さんからの質問です。「ご自身の中で一番乗れていたレースは?」
一番乗れていた、完璧だったなあというレースは、スーパーGTだったら2020年のツインリンクもてぎ(現:モビリティリゾートもてぎ)で勝った時です。スーパーフォーミュラ(当時はフォーミュラ・ニッポン)だったら、ポールトゥウインで優勝した2012年の第3戦オートポリスです。

予選一発だったら2019年にスポーツランドSUGOで開催されたスーパーGT第7戦です。コースレコードでポールポジションを獲得した時ですね。