Race Report/レースレポート

2009年11月7〜8日
スーパーGT選手権・第9戦
GT500クラス 参加台数14台
ツインリンクもてぎ

今シーズンの最終戦となる第9戦が栃木県のツインリンクもてぎで行われました。今回のレースではウエイトハンデがなく、全車イコールコンディションでのレースでした。土曜日の練習走行では、年弘さんとマシンセッティングを進め、同時にタイヤの評価もしながら周回を重ねました。セッティングは2人が望んでいる方向に進んでいきました。走行終了後にミーティングを行い、予選セッティングを決めました。この結果、ノックダウン方式の予選で最初にアタックすることが決まりました。

Qualifying/予選

予選:9位
天候:晴れ

ノックダウン方式の予選の前に、基準タイムをクリアするための予選セッションが実施されました。ここで2人とも練習走行で使用したタイヤで周回し、マシンセットを確認しつつ基準タイムをクリアしていきました。そして僕は予選シミュレーションのために、予選用のタイヤを装着してアタックに行きました。このアタックで5番手のタイムを出すことに成功しました。最後に年弘さんに交代し、マシンセットの確認をして1回目の予選を終えました。

続いてノックダウン方式の予選が始まりました。チームと話し、他のNSXの後ろについていけるようにタイミングを見計らいコースインしました。8号車の後ろで走ることができ、タイヤを温めながら間隔を調整しました。そして、3周目からアタックに入っていきました。マシンのバランス、グリップ感ともに想像以上に良くなっていたので、ブレーキングで十分に攻めきることができませんでした。しかし2周目のアタックでその分、攻めながら走行し、4番手のタイムを記録することができました。

続く第2セッション(Q2)では年弘さんがアタックに行きました。フロントタイヤがユーズドだったために、懸命な走りだったのですが、8番手と100分の2秒差の9番手タイムとなりました。その結果、最終セッションのQ3に進むことができませんでした。

Final/決勝

決勝:3位
天候:晴れ

日曜日朝のフリー走行で、決勝に向けてセッティングを進めていきました。今回も硬めのタイヤを決勝用に選びました。マシンセットと周回数を重ね、磨耗のチェックを行ないました。

地元もてぎでの最終戦は14時に始まりました。タイヤの温まりが悪く、マシンのコントロールが難しい中、年弘さんがポジションを上げながら走行していきました。そして規定周回数を過ぎた21周目にピットイン。今回は奇襲作戦ともいえるタイヤ無交換でコースに復帰しました。ピットを離れる際にうまくスタートできずタイムロスしてしまいましたが、この作戦で5番手までポジションを上げることができました。その後、4番手の24号車がピットアウトしてきました。相手のタイヤが温まっていないうちに抜こうと、その周の90度コーナーでインに入ったのですが、止まりきることができず、逆にポジションをひとつ下げてしまいました。しかしマシンの調子もよく、前をいく38号車が24号車を抜きに行った隙を狙い、自分も24号車をパスすることに成功しました。

38号車を追いかけていた35周目に火災が発生し、セーフティーカーがコースインしました。これにより前車との差がなくなりました。タイヤを冷やさないよう左右にマシンを振りながら再スタートを待ちました。そして39周を終えてレースが再開され、38号車の背後についたまま1コーナーに入っていきました。セーフティーカー中にタイヤが冷えないようにしていましたが、十分には温まっておらず、3コーナーのブレーキングで4輪ともロックしてしまいました。この際、フロントタイヤにフラットスポットを作ってしまいましたが、マシンの戦闘力が衰えることなく、むしろガソリンが軽くなるほど前を行くマシンとの差を詰めることができました。そして、50周目の3コーナーで38号車のブレーキングが手前だったため、インに入っていきました。そのままイン側のラインをキープしたままコーナーを曲がっている途中で38号車と軽く接触がありましたが、4番手に浮上することができました。

終盤になってもブレーキング性能が良く、周回を重ねるごと差を詰めていきました。そして、51周目の1コーナーと2コーナーの間で6号車のインが開いた瞬間、横に並ぶことができ、3番手に浮上しました。そのままのペースで走行を続け、2番手を走る36号車に最終ラップに追いつきました。なんとしても抜こうとしたのですが、周回が足りず、3位で最終戦を終えました。この結果により、チームとドライバーのランキングで、ともに5位という成績になりました。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

今回のレースではタイヤ交換をしないという作戦が功を奏し、大きくポジションをあげることができました。またレースの最後まで攻め続け、追い上げることができました。チームメイトの年弘さん、チームスタッフに本当に感謝しています。今年勉強したことを発揮することができたと思っています。しかし、いくつかのミスもあり、ピットアウトの時、タイヤにダメージを与えてしまったことなど、反省すべき点がありました。これを見直し、今後の糧にしたいと思います。

最後に、今年1年このようなチャンスを与えてくださったホンダ様、KEHIN様、リアル様、年弘さん、チームスタッフの皆さん、サポートしてくださった皆様、応援してくれたファンの方々、本当にありがとうございました。来年度チャンスを頂いた時には、今シーズンの経験を存分に生かし、さらに良い結果を残せるようにがんばります。今後ともよろしくお願いします。