Race Report/レースレポート

2009年8月29〜30日
全日本選手権フォーミュラ・ニッポン・第7戦
参加台数13台
オートポリス

フォーミュラ・ニッポン(FN)の第7戦が大分県のオートポリスで行なわれました。オートポリスは2007年のF3でレース以来の走行になりました。金曜日の夕方にコースを下見し、レイアウトなどをチェックしました。そして、土曜日の午前中の走行で、予選に向けてのセッティングを煮詰めていきました。走り始めからマシンのフィーリングがよく、トップとのタイム差も少なかったので、セッション終了後にミーティングをして、マシンセットを決めました。

Qualifying/予選

予選:3位
天候:晴れ

今回も予選はノックアウト方式が採用され、1セッションごとに下位のマシンが脱落していくルールでした。

Q1:8番手
20分間で行われました。開始と同時にコースインし、マシンのバランスを再確認しました。ピットに戻りNEWタイヤに交換し、少しタイミングを待ってから再びコースに戻りました。そして、他車との間合いを取るためにペースをコントロールしたのですが、フロントタイヤを十分に温めることができず、アタックの1コーナーでミスしてしまいました。タイムは予選の第2セッション(Q2)に進出することができましたが、順位は8番手となってしまいました。

Q2:4番手
10分間のインターバルを挟み、残った11台でQ2が行われました。セッティングを変更し、再びアタックに入っていきました。今回はタイヤも十分に温めることができ、無事に予選の最終セッション(Q3)に進出することができました。

Q3:3番手
再び10分間のインターバルを挟み、マシンの調整を行い最後の予選に臨みました。Q3では気温が高いことに加え、NEWタイヤのいいところをより効果的に使えるように、アタックラップまでの周回を短くしました。そのため、念入りにタイヤを温めました。アタックラップ中に前を走っていたマシンがバランスを崩し、スピンしていたため、若干タイムロスしてしまいました。その分を最終セクターで取り戻そうと思ったのですが、僅差で3番手タイムに終わりました。

Final/決勝

決勝:リタイア
天候:晴れ

日曜日の朝のフリー走行で、レースに向けてのフィーリングを確かめました。ガソリンを積んだ状態で走行したのですが、予選の時とコンディションも違い、ピットに戻りセッティングの調整をしました。さらに重い状態でのマシンコントロールが難しかったために、いろいろな走り方を試しました。

そして迎えた決勝では、スタートで出だしが良かったのですが、加速中のホイールスピンが多くなってしまい、4番手にポジションを下げてしまいました。前を行くマシンを追っていったのですが、少しずつ離されてしまいました。ピットから無線で、「持ちこたえるように」という指示があったのですが、ペースを戻すことができませんでした。19周目にピットインの指示があり、タイヤ交換と給油をしてコースに戻りました。もう1度プッシュして走ったのですが、徐々に前との差が広がってしまい、途中ポジションを2つ落とすことになりました。その直後、マシンにトラブルが発生し、ピットに戻ることになってしまいました。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

今回のレースでは、予選、決勝ともにドライビングのミスが目立つレースでした。もっとうまくまとめることができれば、ポールポジションを取れるだけのパフォーマンスがありました。さらに決勝中にラップタイムが落ちてしまったことについても、もっとドライビングで改善できたと思います。しかしどのような走り方を試しても、走行ラインがバラバラになってしまい、それが結果的にタイヤの磨耗を悪化させたと思っています。次の菅生がFNの今シーズンの最終レースとなります。もう1度自分の走りを見直し、最終戦に臨みたいと思います。