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Qフォーミュラ・ニッポン(FN)初優勝から数日経ちましたが、勝ったことで、何か自分の周りで変わったことはありますか?

「優勝したことで、いろんな人からお祝いのメッセージや連絡をたくさんいただいて、本当にうれしい時間を過ごさせてもらっています。それと同時に、こんなにもたくさんの人が僕のレースを見てくれて、応援してくれていたんだなと、あらためて感じています。本当に自分でもびっくりするぐらい多くの方からお祝いの言葉をかけていただいたんです。ファンの方もホームページにお祝いのメッセージを送ってくれたり、ブログにも書き込みをいっぱいしてくれたりしました。でも、うれしさだけでなく、やっぱり、もっと頑張らないといといけないとも強く感じています」

Qあらためて初優勝したオートポリスを振り返ってもらいます。今回はポールポジションからスタートして、一度もトップを譲ることなく、優勝を決めました。しかもノックアウト方式予選の全セッションでトップタイムという圧勝でしたが、ズバリ、最大の勝因は何だったのですか?

「まずひとつは、第1戦と第2戦を終えて、クルマをどういうふうにしていけば調子がいいのかと、チームがわかってきたことがあります。僕自身も、どこを改善すればクルマがよくなるかが、オートポリスでは土曜日朝の最初の走行でわかりました。それがいちばん大きかったと思います。

だからオートポリスではクルマが走り始めからすごく調子がよかったんです。実は、開幕戦の鈴鹿も同じような感じでした。マシンの乗り心地はよかったですし、自分の限界まで攻められるというフィーリングを早い段階でつかむことができました。それが結果的に予選でのポールポジション獲得、初優勝につながっていったと思います」

Q54周のレースで、いつの時点で勝利を確信しましたか?

「チェッカーフラッグを受けるまでは、優勝できるとはまったく思いませんでした。やっぱり開幕戦をトラブルで勝てなかったことがありましたから、そういう油断は一切ありませんでした。本当にチェッカーを受けるまで全力で走りました。それに2番手の伊沢(拓也)さんがずっと4〜5秒という間隔で追いかけてきていましたので、レース中は最後の最後まで後続車をコンマ1秒でも引き離そうと思いながら全力で走り続けました」