Race Report/レースレポート

2006年F3マカオGP
2006年11月16日〜11月19日
ギアサーキット
参加台数32台

F3選手権の世界一決定戦とも言われるマカオGPに参戦しました。今回はイタリアのプレマパワーからの参戦となり、チームのスタッフはもちろん、マシンとエンジンが全日本F3とは違うパッケージでレースに臨むことになりました。練習走行から少しずつサーキット、マシンに慣れていき、予選は10番グリットを獲得。予選レースではスタートで3番手まで上がるも、5位でゴール。そして迎えた決勝はうまくレース運びをすることができ、順調に走っていたのですが、13周目にクラッシュ。リタイアとなってしまいました。

Qualifying/予選

予選:2:14.553/10位
天候:晴れ

木曜と金曜に1セッションずつ予選がありました。マカオでは1度クラッシュすると、いつも以上にリズムが悪くなってしまうので、気を付けながらもタイムアップできるように走りました。しかし、マカオの予選はクリアラップを取れず、クラッシュも多いため、チャンスを作ることができませんでした。その中でもクリアラップをうまく取れた周があり、そこではできる限りのアタックをしました。1回目の予選は2分15秒957でしたが、2回目の予選は2分14秒553とタイムアップ。総合では10番手グリッドを獲得することができました。

予選レース:5位
天候:晴れ

レースのスターティンググリッドを決める大切な予選レースは、10周で行なわれました。 スタートで9番手に上り、各マシンが交差する中、マンダリンの手前で失速したマシンを抜くことに成功。リスボアコーナーのブレーキングで一気に数台を抜き去り、コーナーを曲がった時点で3番手にポジションアップしました。予選と違い、レースを有利に運ぶためダウンフォースを減らしていたため、マシンは予想よりも不安定したが、コントロールしながら走りました。途中6番手にポジションを下げてしまいましたが、8周目のマンダリンで5番手に浮上。そのあとも競り合いの末、5番手でチェッカーを受けました。

Final/決勝

決勝:リタイア
天候:晴れ

日曜日に行なわれたレースは15周で行なわれました。朝に行なわれた練習走行でマシンのフィーリングを確認して、予選レースよりもさらにダウンフォースを減らしたセッティングでレースに臨みました。

今回もスタートが決まり、4番手に上がろうと1コーナーでインに入っていきました。しかし、行き場がなくなるほどのブロックされてしまい接触。失速してしまったことで順位を下げ、さらにマンダリンでも自分のポジションが思うように取れず、アウトの壁ギリギリまで追いやられてしまいました。しかし、前方で起こった混乱をうまく切り抜け、一時は10番手くらいまで下がったポジションを5番手まで戻すことができました。次の周にセーフティーカーが入り、5周目に再スタート。その際に順位を下げてしまいましたが、6周目のリスボアコーナーで再び5番手に浮上。前車を追いかけました。今週で1番タイムも良く、徐々に4番手に追いついていった13周目の最終コーナーでリアが流れてしまいました。そしてコントロールする間もなくタイヤバリアにクラッシュ、レースを終えてしまいました。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

マカオGPでは、たくさんの経験をすることができました。最終的にクラッシュしてしまいましたがいい走りができ、自分に足りないものもわかりました。来年度、自分の弱点をなくしてさらなる飛躍ができるようにしたいと思います。このようなチャンスをいただき本当にありがとうございます。来年度もよろしくお願いします。