Race Report/レースレポート

2006年 全日本F3選手権シリーズ第9戦、第10戦
2006年7月8日〜7月9日
鈴鹿サーキット
参加台数14台

今回の鈴鹿ラウンドでシーズンが折り返しとなり、これまで優勝のない自分にとっては走り慣れた鈴鹿で結果を何とか出そうと試みました。金曜日の練習走行の最後にクラッシュしてしまいましたが、予選で今シーズン初のダブルポールを獲得。第9戦ではスタートからトップを走り続け、初優勝を飾ることができました。第10戦はスタートでエンジンストールさせてしまい13番手まで落ちてしまいましたが、最終的には2位までポジションを上げてゴールしました。

Qualifying/予選

予選1:1:58.197/1位
天候:晴れ

前日の練習走行の最後にクラッシュを喫し、予選を迎えることになりました。土曜日は思ったよりも気温が高く、早めにアタックしないとタイヤのいいところを使えなくなる可能性がありました。メカニック達の正確な作業のおかげでマシンは完璧に直っていただけでなく、マシンセットも決まっていたので、思い切り攻めることが出来ました。

2周アタックしたあとにクールラップを入れて、もう1度アタックしました。でも、タイムを更新することが出来ず、結局、2周目のタイムでポールポジションを獲得することが出来ました。

予選2:1:57.424/1位
天候:晴れ

10分間のインターバルの間にマシンのセットアップを少し変更して、2回目の予選に臨みました。2周しかアタックのチャンスがなかったために、集中して走行しました。セッティングの変更がさらにタイムアップにつながり、2位とのタイム差を0.5秒まで開くことが出来ました。ベストタイムが出たあとにクールラップを入れ、もう1度アタックしました。しかし、他車に追いついてしまったために、タイヤのことを考え早めに切り上げました。

Final/決勝

第9戦 決勝:1位
天候:雨

8日の午後に行われた決勝は、12周で争われました。スタート直後の1コーナーの進入で、予選2番手のマシンに並ばれそうになりましたが、うまく抑えることに成功。トップのままで1周目を終えました。その後はマシンの調子がとてもよく、毎周ファステストラップを更新しながら走ることが出来ました。可能な限り2位を引き離そうと懸命に走り、8秒890の大差をつけてF3初優勝を飾ることが出来ました。

第10戦 決勝・・・2位
天候:曇り

日曜日に行われた第10戦は17周で行われました。雨の予報だったのですが、ドライコンディションでレースが始まりました。

第9戦と同じようにスタートしようとしましたが、信号が変わったと同時にエンジンストールさせてしまいました。すぐ再スタートしましたが、2コーナー立ち上がりでスピンしたマシンをよけようとラインを取ったところに急減速したマシンが目の前に来て接触。13番手までポジションを落としてしました。

幸いマシンは接触した影響もなく、調子が本当に良かったので12番手で1周目終え、翌周には2台を抜き、さらに1コーナーと130Rで抜いていきました。

前回の鈴鹿ラウンドでは早々にミスをしてしまいレースを台無しにしてしまったこともあったので、とにかく同じミスをしないように心がけながら、その後も攻め続けました。

レースの中盤、6番手をなかなかかわすことが出来ませんでしたが、11周目あたりから雨が降り始めました。それをきっかけに、また順位を上げ、最終ラップを3番手で通過しました。そして、スプーンコーナー立ち上がりで合わせて130Rで2番手に浮上、そのままチェッカーを受けました。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

今回待ちに待った優勝を上げることが出来ました。監督、チームスタッフ、応援してくださった皆さんに本当に感謝しています。しかし、第10戦のレースでまたしてもスタートでミスしてしまい、せっかくの流れを台無しにしてしまいました。もう1度スタートに関して検証して確実なものにできるよう対策します。

次回は、初走行となるオートポリスでも今回のようなパフォーマンスを出したいと思います。