Race Report/レースレポート

2006年全日本F3選手権シリーズ第7戦、第8戦
2006年6月17日〜6月18日
岡山国際サーキット
参加台数14台

今回の岡山ラウンドは木曜日に合同テストがあり、金曜日からレースウィークとなる日程でした。合同テストはレインコンディションで4番手タイム。金曜はドライコンディションで走行できたので、どちらのコンディションも準備万端でレースに臨みました。土曜日の予選では1位と3位。第7戦はレインコンディションとなり2位。日曜日の第8戦は久しぶりのドライでのレースとなり、4位という結果でした。

Qualifying/予選

予選1:1:25.685/1位
天候:曇り

ドライコンディションとなった予選の1回目は、とにかくブレーキングでタイムを稼げるよう少しでも奥まで突っ込んで、短い距離で速度を落とせるように走りました。今回はやや気温が高かったので、早いタイミングにタイムを出せるようにしました。1度タイムを出したあとで、いつもよりはクールラップも多めに入れて、再度アタックしていきました。その後、1度タイムを更新されてしまいましたが、2度目のアタックで逆転に成功し、今シーズン2回目のポールポジションを獲得しました。

予選2:1:25.787/3位
天候:曇り

予選1回目の最後のほうに雨が降ってきたため、強くなる前にタイムを出せるように走りました。3周目にベストタイムが出て、クールラップを入れて再度アタックしましたが、ブレーキングをうまく決めることが出来ず、思うようにタイムアップしませんでした。その結果、3番手のタイムで予選を終えました。

Final/決勝

第7戦 決勝:2位
天候:雨

予選セッションが終了したあとから雨が本格的に降り始め、レインコンディションでのレースになりました。レース前に10分間のフリー走行が設けられ、マシンのフィーリングを確かめました。

スタート直後の1コーナーで止まりきれないマシンがあったため、アウトに膨れてしまいました。そのため2コーナーでうまく自分のラインを通ることができず、3番手に落ちてしまいました。3番手で周回を重ねていき2番手を抜こうと攻めた結果、6周目にミスをしてコースアウトした隙に2番手にポジションを上げることが出来ました。その後も最後まで攻めましたが、トップとのギャップは大きく開いていたために追いつくことは出来ず、2番手でチェッカーフラッグを受けました。

第8戦 決勝・・・4位
天候:晴れ

前日までの雨が嘘のように晴れ上がり、完全なドライコンディションの中で第8戦が行われました。コースインしたときにマシンのフィーリングを確かめ、スタートに備えました。

スタートで出遅れたため、1コーナーを曲がった時点で6番手までポジションを下げてしまいました。アトウッド・カーブでアウトから仕掛けましたが、ブレーキングでフロントをロックさせたために抜くことが出来なかったので、ヘアピンで抜こうと照準を合わせました。うまくスリップに入ることが出来たのですが、イン側を抑えられてしまい、ここでも抜くことが出来ませんでした。しかし、その後のダブルヘアピンの進入で、前車の2台が争っている間にアウトから一気に仕掛けていき、4番手で2周目に入っていきました。前車との差がなかなか詰まらない中、ブレーキングでなんとか差を詰めようと走りましたが、細かいミスが出てしまい徐々に差が開いてしまいました。

しかし、後半になりライン取りを変えたことでラップペースが上がり、2秒以上もあった差を0.6秒まで詰めることは出来ました。ただ、抜くまでにはいたらず、4番手でレースを終えました。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

今回の岡山ラウンドでは、ブレーキング時の走り方に問題がありました。うまく練習時間を使い修正していき、レースの時までにはかなり改善することが出来ました。

ここまで8戦を終了しましたが、結果を求めすぎてそこに至るまでの流れをうまく作れていないことに気付きました。次の鈴鹿ラウンドはシーズンの折り返しとなるレースでもあり、シーズンの流れをつかむ最後のチャンスだと思います。ここまでの失敗や反省をもう1度思い出し、初心に帰り、新たな気持ちで走りたいと思います。