Race Report/レースレポート

2006年全日本F3選手権シリーズ第5戦、第6戦
2006年5月27日〜5月28日
ツインリンクもてぎ
参加台数14台

今回のツインリンク茂木は昨年もレースに出場したコースであり、5月10日〜11日に行われた合同テストでもトップタイムを出すことができました。土曜日の午前中に行われた予選では、1回目に初のポールポジションを獲得。2回目は2番手グリットを獲得し、どちらのレースも最前列からのスタートになりました。第5戦は決勝直前から雨が降り始め、レインコンディションでのレースとなり7位。第6戦もレインコンディションの中、3位表彰台という結果に終わりました。

Qualifying/予選

予選1:1:46.006/1位(※F3のコースレコード)
天候:晴れ

雨が心配されていましたが、ドライコンディションでの予選になりました。前日からドライコンディションでのフィーリングがよかったので、1周目からいいタイムを刻むことができました。3周アタックした時に前車に追いついてしまったのと、クールラップをいれたかったのでペースを落とし、1度落ち着いてから再度アタックを仕掛けました。クールラップをしてから、さらにマシンのフィーリングがよくなったので最終的に2位に0.4秒の大差をつけて、F3初のポールポジションを獲得しました。

予選2:1:46.065/2位
天候:晴れ

10分のインターバルをはさんで、2回目の予選が行われました。1回目と同じように1度クールラップをいれる作戦でした。路面が1回目よりもよくなり更なるタイムアップをしようと走りましたが、最後までうまくまとめることができず、第6戦は2番手グリットからのスタートになりました。

Final/決勝

第5戦 決勝:7位
天候:雨

土曜日の午後に行われた決勝はスタート前に雨が降り始め、急遽レインコンディションのレースとなりました。

スタートして1コーナーを曲がったときには3番手に落ちてしまいましたが、続く3コーナーで混乱している中で2位に上がるチャンスがありました。しかし2台にはさまれる形になり、接触を避けるため3位キープでオープニングラップを終えました。2周目にトップがコースアウトしたので2位に浮上しました。マシンの調子もよくトップとの差を保ったまま3周目に入ったときに、2コーナー立ち上がりでいきなり失速。原因はゴミがエアーボックスに被さってしまったことでした。そのために、エンジンに空気がいかない状態になってペースが落ち、4番手まで後退してしまいました。それでも5コーナーでゴミが取れたので、またペースを上げることができました。次の周に3番手に上がったのですが、同じ周にコースアウトしてしまい8番手に順位を落としました。追い上げようと攻め過ぎて、再びコースアウトしてしまいましたが、何とか7番手でゴールすることができました。

第6戦 決勝・・・3位
天候:雨

日曜日に行われた第6戦は、朝から雨が降り続き、第5戦に続きレインでのレースになりました。

スタートでホイールスピンをしすぎてしまい3番手に後退してしまいました。前日のレースでは、2回のコースアウトがあったので慎重に走りました。特にブレーキングミスをしないようにていねいにコントロールしながら周回を重ね、2位との差を詰めようと走りました。

レースの中盤から、単独走行になり4位との差が少しずつ詰まっていると無線が入りましたが、3番手でチェッカーフラッグを受けることができました。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

今回の茂木ラウンドは、またしても天候が安定しない中でのレースでした。しかし、前回の鈴鹿が終わったあと、監督やチームがいろいろとしてくれたおかげで、開幕戦以来の表彰台に上がることができました。この3位表彰台は、ここ4戦の悪い流れを変える、いいきっかけになると思います。次のレースでは焦ることなく、まずは1勝を挙げられるよう臨みたいと思います。