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スーパーGT第6戦SUGOを終えて

2023.09.18

9月17日、SUPER GT第6戦『SUGO GT 300km RACE』の決勝レースが宮城県のスポーツランドSUGOで行われました。予選3番手からスタートした17号車のAstemo NSX-GT(塚越広大/松下信治)は両ドライバーが力を出し、迅速なピット作業を行い、トップでゴールしました。しかしレース後の再車検で違反があったため失格となりました。塚越広大はレース後に以下のようにコメントしています。

「SUGOには58kgのサクセスウェイトを積むことになり、燃料流量リストリクターは1段階絞られた状態で臨むことになりました。アップダウンのきついSUGOでは厳しい戦いになると思っていましたが、走り始めから調子がよく手ごたえがありました。

実際に予選でもすごくスムーズに走れ、Q1では3番手タイムをマークすることができました。Q2を担当した松下選手も3番手に入り、クルマの仕上がりの良さを再確認することができ、決勝にも自信を持って臨みました。

レースでは序盤から松下選手がポジションをキープして走行を重ね、僕にバトンをつないでくれました。チームも素早いピット作業に加え、クルマの調子がよくアウトラップを速く走ることができたのでトップに立つことができました。

その後、何とかトップを守り走行を続け、38周目に入ったところで100号車がクラッシュし、赤旗が提示されました。山本選手が無事で本当によかったと思います。レースが再開され、いったん8号車に先行されてしまいましたが、レースは長いので絶対にチャンスが来ると思い、タイヤをしっかりとマネージメントしながら、その時を待っていました。

残り8周となったところでGT300クラスのマシンを抜くのに手間取っていた8号車を抜き返し、トップの座を奪還しました。ラップリーダーになってからはペースアップをして、2番手以下を引き離してトップでチェッカーフラッグを受けました。

今回はチームもドライバーもベストの仕事をして、スポンサーのAstemoさんの応援団がたくさんかけつける中で、最高のレースができたと思います。それだけにレース後の再車検で失格になったのは悔しいですし、残念でなりません。

でもレースは残り2戦あります。チャンピオンになるチャンスは残されています。もう1回チームと団結して同じミスは繰り返さないようにして、残りの2戦で連勝してタイトルを獲得できるように全力を尽くします」

Photo: © Honda