5月4日、静岡県の富士スピードウェイで、2024スーパーGT第2戦の決勝が行われました。塚越広大と太田格之進選手のドライブするAstemo CIVIC TYPE R-GTは前日の予選でポールポジションを獲得。決勝は3時間のレースを3位でフィニッシュし、開幕2戦目にして今季初の表彰台に上がりました。レース後の塚越広大は以下のようにコメントしています。
「開幕戦の岡山の後、当然レースができなかった悔しさはありましたし、予選でのパフォーマンスがよくなかったこともあり、富士に向けてチームとともに改善ポイントを洗い出し、さまざまな点を見直してしてきました。
その結果、富士では走り始めから好調で、予選でもポールポジションを獲得することができました。決勝はチームによってガソリンの搭載量が異なっているので、まだ十分に分析はできていませんが、やっぱりペースが足りなかったのかなと感じています。
加えて無線にトラブルが発生し、チームからの呼びかけは聞くことができたのですが、ドライバーからの声をチームが聞き取れないという状況でした。それは僕だけでなく、太田君も同じでした。今回は3時間という長いレースで、戦略が非常に大事になってきますが、無線でチームとコミュニケーションを取れなかったのは痛かったです。
3時間のレースのうち僕は約3分の2を走りましたが、フィジカル的にはそれほどきつくはなかったですね。次の鈴鹿も3時間のレースとなりますが、富士に比べると、アクシデントが発生する可能性は高いかもしれません。ピット戦略はより大事になってくると思います。富士でポールポジション獲得と3位表彰台に上がり、次戦はサクセスウェイト28kgが搭載されますが、鈴鹿では勝てるチャンスは十分にあると思っています。チーム力で乗り切りたいですね。
富士ではCIVIC TYPE R-GTでの初ポールポジションを取れたのは良かったです。次の目標は当然、CIVIC TYPE R-GT初の優勝です。鈴鹿では他のシビック勢も速いと思いますが、富士でのデータをもとにしっかりといいクルマをつくりあげ、チームとともに優勝を目指していきます」