4月16日、岡山県の岡山国際サーキットで2023スーパーGT第1戦の決勝が行われました。塚越広大と松下信治選手がドライブするAstemo NSX-GTは13番手からのスタートでしたが、レースは雨が降ったり止んだりとめまぐるしく変化するコンディションの中、赤旗が3度目も提示されるという大荒れの展開となりました。そんな中でAstemo NSX-GTは7位入賞を果たし、開幕戦を終えました。レース後の塚越広大は以下のようにコメントしています。
「予選ではセッションの途中でタイヤを交換しましたが、もう1周早ければベストのタイミングだったと思います。その時の判断やコミュニケーションなど、チームとしても反省点がありました。Q1は13番手となり、僕は走行することはできませんでした。
決勝は後方から追い上げるという展開となりました。コンディションがコロコロと変わる中、十分なパフォーマンスは出せなかったですが、ピットインのタイミングは良かったと思います。僕が担当することになった時はドライコンディションで、ペースは悪くなかった。前のマシンとの距離を徐々に詰めていくこともできました。
でも、その後にフルコースイエロー(FCY)や赤旗があり、レーシングスピードで数周しか走ることができませんでした。それでも大混乱のレースの中、13番手という位置からスタートして7位でフィニッシュし、ポイントを獲得できました。
個人的には予選でタイムアタックできませんでしたし、決勝もほとんどレーシングスピードで走ることができず、不完全燃焼のレースでした。チームとしてもマシンのパフォーマンスを十分に出せませんでした。
これから、富士、鈴鹿とレースが続いていきます。次の富士(5月3日~4日)は苦戦が続いていますが、開幕戦の結果をもとにしっかりと準備して、できるだけポイントを稼いで、いい形で鈴鹿のレースにつなげていきたいです」