5月4日、静岡県の富士スピードウェイで2022スーパーGT第2戦の決勝が行われ、塚越広大と松下信治選手のAstemo NSX-GTは9位でした。
第2戦決勝はレース距離が通常より長い450km(100周)で、最低2回の給油が義務付けられています。予選15番手のAstemo NSX-GTは松下選手がスタートドライバーを担当。3周目、4周目に1つずつポジションを上げて序盤は13番手を走行しました。GT500クラスでは26周目からピット作業を行う車両がではじめましたが、Astemo NSX-GTはしばらく周回を重ね、41周目にピットに入り給油、タイヤ交換、ドライバー交代のフルサービスを行いました。
コースに戻った塚越広大のAstemo NSX-GTは13番手。しかし、43周目にGT300クラスのクラッシュによりフルコースイエロー(FCY)導入、すぐにセーフティカーに変わりましたが、バリア修復作業のため赤旗中断へ。約30分後、レースはセーフティカー先導で50周目から再開され、52周目終了時にセーフティカーが退き本格的に始まりました。Astemo NSX-GTは13番手でしたが、56周目に他車のドライブスルー・ペナルティにより12番手に上がりました。
しかし、59周目のホームストレートで、GT500クラスの首位争いをしていた1台がスロー走行していたGT300クラスの車両を避けようとしてスピン状態でガードレールに激しくクラッシュ。再び赤旗が提示され、この日2度目の中断になりました。
クラッシュ地点の修復作業を行い、レースはセーフティカー先導で18時10分に再開。Astemo NSX-GTは11番手で、セーフティカーは退くことなく先導したままレース最大延長時間18時20分を迎えチェッカーとなりましたが、上位2台にペナルティによるタイム加算があり、Astemo NSX-GTは9位でした。
なお、決勝レースは450km(100周)の予定でしたが、75%を消化できずハーフポイントになっています。