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スーパーGT第2戦富士を終えて

2022.05.07

スーパーGT第2戦『FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE』の決勝が5月4日(水・祝)に富士スピードウェイで開催され、塚越広大と松下信治選手のAstemo NSX-GTは9位でした。決勝は2度の赤旗中断に見舞われる波乱の展開となり、レース距離450kmの予定周回数は100周でしたが62周でチェッカーとなりました。レース後の塚越広大のコメントです。

「予選は自分たちの思い描いていたタイムを出すことができませんでした。チームメイトの松下選手の四輪脱輪があり、タイムが抹消され、最後尾スタートとなってしまいました。決勝に関しては、長いレースの中で上位勢と引き離されずについていくという自分たちの作戦通りに戦えていました。最後のピットストップのあとに自分たちの順位がどうなっていたのか、気になりますが、最終的にクラッシュによる赤旗中断で、不完全燃焼のレースとなってしまいました。

今回のレースには久しぶりにたくさんのファンがサーキットにかけつけてくれ、本当にうれしい気持ちがあります。クラッシュの後に長い中断があり、ファンの皆さんにとっては大変なレースになったと思います。でも中断の後もサーキットに残ってくれて、心から感謝しています。

今回のレースでは大きなクラッシュが発生し、ドライバーの高星明誠選手が無事であったこと、観客やオフィシャルの方々にも大きなケガがなくて、スーパーGTに携わる一人として安心しました。僕はアクシデントの当事者ではありませんが、過去に大きなクラッシュを経験しています。

多くの方が今回のクラッシュに衝撃を受けたと思いますが、レースには危険はつきものです。そのために安全性の確保に関してはみんなが最善を尽くしています。今回のアクシンデントで大きなケガをした人がいなかったこということで、マシンの高い安全性はもちろんですが、サーキットやイベントの主催者も安全に対する準備をしっかりとしていることが証明されたと思っています。今回のアクシデントから学べることはたくさんあると思いますので、そこは隠すことなく、オープンに伝えていってもいいのかなと感じています」