2015スーパーGT第8戦「MOTEGI GT 250km RACE」を終えて、塚越広大のコメントです。
「今回のもてぎでは、走り始めからマシンのフィーリングがすごく良かったですし、土曜日の公式練習ではタイムも悪くありませんでした。でも予選でハイブリッドシステムにトラブルが出てしまいました。それでも9番手というタイムだったので、本当にいいマシンに仕上がっていたと思います。実際に日曜日のフリー走行でも5番手とタイムは良かったのですが、流れが悪く、うまくかみ合いませんでした。
決勝ではスタート直後に接触に巻き込まれてスピン、最後尾に落ちてしまいました。それでもマシンが良かったので、武藤さんは徐々にポジションを上げて、僕につないでくれました。ところがピットでエンジンがストール、コースに復帰してさらにポジションアップを図ろうとしていた時にセーフティカーがコースイン。それも最悪のタイミングで、ほぼ周回遅れとなってしまいました。最終戦をいい形で締めくくることができず、残念な形でシーズンを終えることになってしまいました。
あらためて2015年のスーパーGTを振り返ると、何度かいいレースをすることができたと思いますが、全体としてはうまく噛み合わず、不完全燃焼のシーズンでした。勝てるチャンスもありましたが、競り合って落としたというのではなく、自分たちでチャンスを逃してしまったという印象です。取りこぼしたというか、しっかりと自分たちでつかみきれなかったと感じています。
僕たちの課題としては予選でした。今年何度も言ってきましたが、予選で前のポジションを獲得できないと、やっぱり苦しい戦いを強いられてしまいます。課題を克服して、来シーズンにしっかりと生かしていきたいと思います。今年も応援をありがとうございました」