4月15日、2012年フォーミュラ・ニッポン開幕戦の決勝が鈴鹿サーキットで行われた。
2番グリッドの広大は、「フォーミュラ・ニッポンで最高のスタートだった」と本人が語るように、抜群のダッシュを決めてトップに立つと、序盤から他を圧倒するタイムを並べて後続を引き離す。しかし、13周目頃からマシンにトラブルが発生。異状なエンジン音を奏でながらの走行を強いられる。
それでもトップをキープしたまま広大は22周目にピットイン。給油とタイヤ交換を行うが、トラブルの影響で予定より多くの燃料を給油することとなりピット作業に22.6秒とライバルよりも時間がかかってしまい、25周目にピットに入った2号車が広大の前でコースに復帰した。これで2番手に後退した広大だったが、エキゾーストにトラブルを抱えながらも最後まで走りきり、開幕戦で2位表彰台に立った。
「勝てなくて悔しいですが、自分なりにいいレースができました。マシンのパフォーマンスは悪くはないですし、次は地元のもてぎです。今度こそ勝ちたいです!」