11月6日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで2022スーパーGT第8戦の決勝が行われ、塚越広大と松下信治選手のAstemo NSX-GTは5位でした。
快晴のモビリティリゾートもてぎで、2022年のスーパーGT最終戦となる第8戦『MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL』が開催されました。勝てば自力チャンピオンの可能性がある17号車のAstemo NSX-GTは10番手からレースに臨みました。
スタート直後にいくつかクラッシュがあり、フルコースイエロー(FCY)やセーフティカーがコースインする荒れた展開となりましたが、松下選手は3番手までポジションを上げて、25周目にピットストップ。塚越広大にバトンを託します。塚越広大はライバル勢と激しいポジション争いを展開し、5位でフィニッシュ。その結果、ドライバーズランキングは4位となり、惜しくもタイトルには手が届きませんでした。レース後の塚越広大は以下のようにコメントしています。
「レースが終わった直後の今は力不足で、タイトルを争うライバルたちと戦えなかったという気持ちが大きいです。レースに関してはいい展開となり、松下選手が3番手という好位置までポジションを上げてくれました。後半に向けては、タイヤを違う方向のものを使用したのですが、アウトラップはかなりよかったので3号車を抑えることができました。自分のスティントの前半はいいパフォーマンスで走ることができましたが、後半にかけては徐々にパフォーマンスが落ちてしまって、ペースを維持することができませんでした。
1年を振り返ってみると、チャンピオン争いに最後まで残ったことは良かったのですが、サーキットによって好不調の波が大きかったことが結果に大きく影響したと感じています。具体的には開幕戦と最終戦のパフォーマンスがよくなかった。そのへんの偏りをなくして、もう一度、タイトルを目指して戦っていきます」