8月29日(日)の栃木県・ツインリンクもてぎで全日本スーパーフォーミュラ選手権の第5戦の決勝レースが行われました。予選のQ2でマシントラブルのためにタイムアタックできず12番グリッドからのスタートになった塚越広大は、決勝のセットアップに手ごたえを感じており、入賞を目指してレースに臨みました。
しかし、好スタートを決めてポジションアップを目指して矢先にクラッシュに巻き込まれ、残念ながらリタイアに終わりました。「マシンは好調だったのですが、予選でも決勝でも完全燃焼できず、本当に悔しい」とレース後の塚越広大はコメントしています。
「前回のSUGOでは速さを発揮することができず、昨年の走行データを見直し、もてぎの前にチームとともにミーティングを重ねて、セットアップの方向性を見直してレースに臨みました。チームがしっかりと準備をしてくれたおかげで、今回のもてぎは走り始めからいいフィーリングで、タイムも悪くなかったと思います。
フリー走行の時から細かいトラブルがあったのですが、予選のQ1は4番手で通過することができました。でもQ2のアタックの際にシフトが変更できないというトラブルに見舞われ、タイムアタックできないままに予選を終えることになりました。マシンにはQ3に進めるだけのパフォーマンスがあったと思いますので、すごく残念でした。
でも決勝に向けてのセットアップも感触がよく、入賞を目指してレースに臨みました。スタートがうまく決まり、5コーナーから並走してポジションを上げることができていたと思いますが、スピンしたマシンに突然前を塞がれる形となり、避けることはできませんでした。
チームとしっかりと準備できたおかげで、今回はマシンの状態がよかったのですが、予選でも決勝でも最後まで戦うことができず、本当に悔しい思いがあります。でもマシンの競争力は明らかに向上し、自分もチームも得るものは大きかったです。
次のレースの出場は未定ですが、チャンスが来た時にいつでも力を発揮できるようにしっかりと準備をしていきます」