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「僕らしいレースができたと思います」

2017.05.23

170521_06.jpg昨年は熊本地震の影響で開催がキャンセルされ2年ぶりの開催となったオートポリスでの一戦。2017スーパーGT第3戦「SUPER GT IN KYUSHU 300km」で塚越広大と小暮選手のKEIHIN NSX-GTは、ピットスタートから2位表彰台という結果でした。「応援ありがとうございました。マシンとのシンクロ率400%超!」とレース後にツイートしていましたが、改めてレースを振り返りました。

塚越広大「今回、オートポリスでNSX-GTが速かったのはミッドシップウェイトハンデが15kg軽減されたこともありますが、それだけが理由ではないと思います。マシンの仕上がりが良かったことや、NSX-GTとオートポリスの相性がいいことなど、さまざまな要素が組み合わされて、いい結果が出たと思っています。

予選に関しては、アクシデントがなかったら、ポールポジションを争えるだけの速さはあったと思います。僕たちはピットスタートということになりましたが、アクシデントが発生し、6周目にセーフティカーが導入。ピットスタートのタイムロスが解消されたことで、チャンスが巡ってきました。とはいえ、小暮さんのスティントでは硬めのタイヤを使っていたこともあり、順位を上げることができませんでした。そこで22周目にピットインして、ファーストスティントよりも柔らかいタイヤを履いたのでコース状況にも合って、僕はポジションを上げることができました。

レース後半は激しいバトルもあり、残り5周ぐらいになってからはタイヤも厳しかったですし、最後はガス欠にもなりかけていました。何とかしのぎ切りましたが、あと1周あったら、2位にはなれていなかったと思います。自分で言うのもなんですが、すごく頑張りましたし、僕らしいレースができたと思います(笑)。オートポリスは僕自身も好きなコースです。マシンの調子も良かったし、ウェイトハンデが軽減されたこともあったので、勝たなければならないレースだったと思いますので、悔しい気持ちはあります。でも同時に、2位表彰台というのは与えられた状況の中では最良の結果だったとも思います。

次のスポーツランドSUGOもNSX-GTにとっては相性のいいサーキットのひとつです。かなりウェイトを搭載することになりますが、これからのシーズンを考えると、できるだけ上位でフィニッシュし、ポイントを稼ぐことが大事になってきます。またSUGOはチームを支えてくれるKEIHINさんの地元でもあるので、全力を尽くします」