5月18日、快晴に恵まれた富士スピードウェイでスーパーフォーミュラ第2戦のレース2が開催されました。レース1(25周)はマシントラブルにより、1周も走れずにリタイアに終わったHP REAL RACINGの塚越広大。
タイヤ交換が義務づけられているレース2(35周)を前に、広大は「クルマは良くなっているという手応えがあるので、とにかく最後まで走りたい」と語っていました。
注目のスタートで広大は大きくポジションを落としますが、周回を重ねるごとに着実に順位をあげていきます。そして12周目の最初のピットストップでチームメイトの前に出ると、好調な走りで9番手まで浮上。
前を走るマシンと最終ラップまで激しいバトルを繰り広げます。惜しくも入賞には手が届きませんでしたが、広大は9位でチェッカーフラッグを受けました。
「今年初めてレースをちゃんと完走できて、素直にうれしいですね。これまで本当にたくさんのトラブルがありましたが、今回はピットストップのタイミングも良かったし、クルーも迅速に作業してくれました。(スーパーフォーミュラで)レースをきちんと完走したのは昨年の第6戦菅生以来ですから、本当に良かったです。
スタートはクラッチがうまく働かずに1コーナーまでに最後尾まで順位を落としてしまいましたが、そこから着実に順位を上げて、ちゃんとレースをして、9位でチェッカーを受けることができました。
こういうレースを続けていって、悪いところを一個一個確実につぶして、チームとともに正しい方向に歩いていかなければならないと思っています。一足飛びに大きく進化することはできません。
自分たちの現状をしっかりと見て、何が良くて、何が悪いのか把握すること。まずはそこがスタートだと思います。そういう意味では今回のレースで最後まで走り、いろんなデータも取ることができたのはすごく意味があったと思います。
とにかく悪いところをひとつひとつつぶしていって、しかるべき時が来たら、ちゃんと勝負できるような状況に持っていきたいと思っています。それまで厳しいレースが続くかもしれませんが、引き続き応援をよろしくお願いします」