8月5日、強い日差しが照りつけるツインリンクもてぎで、フォーミュラ・ニッポン第5戦が開催され、広大が3位でフィニッシュ。地元のもてぎで表彰台に上がっている。
前日の予選で5番グリッドを獲得していた広大。「決勝用のマシンのセッティングは完璧ではなかった」というが、好スタートを決め、1コーナーに3番手で飛び込む。しかしスタート直後のポジション争いの中で、3コーナーで他車と接触「それでも走っている間はそんな影響はなかったと思います」という広大は、4番手の選手を引き離すことができず、ピットストップの際に逆転を許してしまう。
気温が35度にも迫る厳しいコンディションの中、広大はレース終盤に現在ポイントランキング首位の中嶋一貴選手と激しいポジション争いを演じ、4番手の座をキープしたまま、ファイナルラップに入る。
すると、2番手走行の松田選手がマシンにトラブルを抱えてスローダウン。広大は最終周で3位となり、そのまま中嶋選手を従えてフィニッシュしている。レース後の広大は以下のようにコメントしている。
「いいスタートを切ることができ、3番手にポジションをあげることができました。でもガソリンを積んだ時にはペースが悪く、ポジションを守るために必死に走りました。ピットインのタイミングでロッテラーに抜かれてしまいましたが、(松田)次生さんのトラブルもあり、結果的に3位になることができました。現状ではベストの走りができたと思いますが、コース上ではトヨタ勢に負けていましたので、素直に喜べる3位ではありません」
「この2戦、富士ともてぎは、どちらかといえばホンダ勢にとって苦手なコースでした。でも菅生と鈴鹿は、逆にホンダにとっては得意なコースですので、ポイントをしっかりと取り返したいです。またシーズン終盤の2戦は、取りこぼしは許されません。チャンピオンになるためには、あと1回〜2回は勝たなければなりませんので、しっかりと準備して、レースに臨みたいです」