9月25日、スポーツランドSUGOでフォーミュラ・ニッポン第6戦の決勝が行われた。ドライコンディションとなった決勝レースは、2回のタイヤ交換が義務づけられている。
3番グリッドの広大はスタートで2番手に浮上。トップに立った36号車から1秒以内につけて周回を重ねていった。
広大は24周を終え1回目のピットストップ。タイヤ交換と給油を行いコースに戻るが、36号車に加え、レース序盤に1回目のピット作業を済ませた2台のマシンにも先行されてしまう。さらにレース中盤まで1回目のピット作業を引っ張ったマシンも順位を上げてきた。
36周目、広大は2回目のピットへ。その後、全車が規定のピット作業を終えた時点で広大は5番手。そのままのポジションでチェッカーを受けたが、レース後の車検で、2位でフィニッシュしていたマシンが失格となり、広大は4位に繰り上がった。
「スタートはうまくいき、ポジションを上げることができました。その後、トップの選手と互角のスピードでラップを重ねることができていましたが、他の上位選手はかなりガソリンを積んだ状態でした。それでピットストップのタイミングで逆転を許してしまいました。結果的に、これまでのシーズンの流れを変えることができませんでしたが、自分なりにベストを尽くせたと思っています。また、いい収穫もたくさんありました。次は地元のもてぎです。スプリントレース(2レース制)となりますので、勝つチャンスは十分にあります。そこで、これまでの借りをきっちりと返したいと思います」