5月23日、前日とは対照的に気温が17度まで下がり、雨となったツインリンクもてぎで開催されたフォーミュラ・ニッポン第2戦で、広大がフォーミュラ・ニッポン参戦2年目にして初の表彰台に上がった。
スタートで2台のマシンをかわし、オープニングラップで3番手に浮上した広大。雨の難しいコンディションの中、すぐに前を走るドライバーがコースアウトを喫したために、レース序盤で2番手という好位置につけた。その後、雨はますます強くなり、コースアウトやスピンするドライバーが続出するが、広大は2位のポジションをしっかりと守り、52周のレースを最後まで走りきった。
地元のもてぎでフォーミュラ・ニッポン初の表彰台を獲得した広大は、開幕2戦での合計ポイントは9。現在ドライバーズ・ランキング4位となった。レース後の広大は以下のようにコメントしている。
「去年のもてぎでは表彰台を逃しました。それに昨日の予選ではQ2でトップタイムをマークして、Q3ではコンマ1秒差でポールポジションを逃しました。本当に悔しい思いをしました。でも今年は、ウェットでの状況はテストでも良かったので、自信はありましたし、チャンスがあると思っていました。とにかくスタートに集中して、レースに臨みました。その後、いいスタートを決めて3番手に上がり、(2番手を走行していた)小暮さんがコースアウトしたときにもうまく対処できました。レース中は雨が強くなり、何度も危ない場面はありました。それにレースの後半は、A・ロッテラー選手に迫られ、すごく厳しいレースでした。でも、チームのスタッフやスポンサーのみなさん、ファンの方々など、たくさんの人のサポートのおかげで表彰台に上がることができました。本当にうれしいです。マシンとチームの雰囲気は本当にいいので、これで勢いにのって、次は表彰台の真ん中を目指します。そして、タイトル獲得に突き進んでいきます!」