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スーパーGT開幕戦は7位入賞。

2010.03.21

2010年3月21日、鈴鹿サーキットでスーパーGT開幕戦の決勝が行われた。日曜日の鈴鹿は、朝から風が強く黄砂が舞う状況で、スタート直前には小雨が降り出した。

この滑りやすい路面状況のなか、全車スリックタイヤを装着して決勝レースは始まった。9番手スタートのKEIHIN HSV-010は、オープニングラップで最後尾まで後退。しかし、ホームストレートで3台が絡むクラッシュが発生し、セーフティカーが導入された11周目には、8番手までポジションを挽回する。

16周目にレースが再開されると、KEIHIN HSV-010はさらに順位をひとつ上げて、26周目にピットイン。給油作業とリアタイヤのみを交換し、金石選手から広大へとドライバー交代を行った。

レース後半を担当する広大は、29周目に1台をオーバーテイク。その後、全車がルーティンのピット作業を終えると、KEIHIN HSV-010は5番手を走行。広大は、前車との差を少しずつ詰めていった。

終盤、4番手を走るマシンの背後についた広大は、50周目のシケインで、インからオーバーテイクを仕掛けたが両車は接触。6番手に順位を下げてフィニッシュした。しかし、レース後に27秒加算ペナルティを受け7位という結果に終わっている。

レース後、広大は次のようにコメント。

「金石さんからステアリングを受け継いだあとは、自分のペースで走ることができましたし、タイム的にもレースの内容も決して悪くはなかったです。レース終盤、シケインの出口で38号車に仕掛けましたが、前に出るためには、あそこしかチャンスはなかったと思います。結果的に接触することになり、ポジションを落とすことになったのは残念ですが、あそこで仕掛けたことには後悔していません。HSVにとって初めてのレースで表彰台に上がることはできませんでしたが、すごくマシンの感触は良かったですし、次の岡山に向けていいデータが取ることができました。今回のデータをもとにして、次の岡山に万全の準備をして臨みたいです」

なお岡山国際サーキットを舞台にしたスーパーGT選手権シリーズ第2戦は、4月3日〜4日に開催される。