5月16日、雨の鈴鹿サーキットでフォーミュラ・ニッポン第2戦の予選が開催された。フォーミュラ・ニッポンデビュー戦となった開幕戦の富士では6位に入賞した広大は、走り慣れた鈴鹿でも力強い走りを披露する。特に雨のひどくなったQ2ではセッション終盤までトップのポジションを守る。最終的には4番手に終わったが、2分04秒617という好タイムをマークする。予選の最終セッション(Q3)にも大きな期待がかかったが、最初のアタックが終わった直後のS字コーナーでコースアウト。7番手から決勝に臨むことになった。予選終了後の広大は、以下のように語っている。
「Q3でのコースアウトは攻めた結果なので仕方ないと思っています。でも、雨が強く、コースコンディションが最悪だったQ2ですごくいいタイムを出せることができました。Q2はストレートでクルマをまっすぐ走らせるだけでも大変でした。コクピットの中で自分自身に気合を入れながら、走っていましたね(笑)。今日はQ1での走り始めからすごくマシンのフィーリングが良かったです。開幕戦が終わり、この鈴鹿までの約1ヶ月の間にマシンを進化させてくれたチームのスタッフに心から感謝したいです。明日の決勝も雨の天気予想になっていますが、ウェット状態でのクルマのフィーリングがすごくいいので、できればたくさん雨が降ってほしいです」