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2位表彰台でシーズンを締めくくる。

2008.10.26

10月26日、ホッケンハイムでユーロF3の最終イベントが開催された。最前列からスタートした広大は2位をキープすることに成功。初優勝に大きな期待がかかったが、レースは序盤から大きなクラッシュが3度も発生。セーフティカーがコースインするという波乱の展開。広大は2回目のリスタートの際には、今季チャンピオンに輝いたN・ヒュルケンベルクに3コーナーで前に出られる場面もあったが、すぐに抜き返し、2位のポジションを守り抜く。結局、レースは3度目のアクシデントが発生した直後に赤旗が提示され、わずか10周時点で終了となった。この結果、広大は今季4度目の2位に入ったが、獲得ポイントは規定の半分の2.5点。シーズンを通して36ポイントを獲得し、ドライバーズ・ランキング6位でシーズンを終えることになった。

レース後の広大は「今回のレースでは勝つことしか考えていなかったのですが、アクシデントが続出してまともに走ったのは2周ぐらい。あっさり終わってしまったので、2位にはなりましたが、すごく複雑な気持ちです。2回目のリスタート直後、ヒュルケンベルクに一瞬前に出られてしまいましたが、『アイツにだけは負けられない。絶対に抜き返す!』と決意し、クロスで抜き返すことができました。その場面だけは、レースをしたという感じでしたね。とにかくシーズンを通して勝てなかったのは本当に残念です」と語っている。