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NSXラストレースで3位表彰台に上がる。

2009.11.08

2009年11月8日、栃木県のツインリンクもてぎでスーパーGT第9戦の決勝が行われた。予選9番手のKEIHIN NSXは、金石選手がスタートドライバーを担当。スタート直後にポジションを下げたが、早めに挽回して序盤は8番手を走行する。GT500クラスは20周過ぎた頃からルーティンのピット作業が始まり、KEIHIN NSXは6番手走行中の22周目にピットイン。チームはタイヤ交換を行わず、作業時間を短縮する作戦を採る。広大は10番手でコースに復帰したが、全車ピットイン終了時には5番手に浮上していた。

その後、GT300クラスの1台がマシントラブルのため36周目の5コーナーでストップ。ここでレースはセーフティカー(SC)が導入され、40周目のリスタート後から広大は猛然とスパートし、50周目に4番手に浮上、翌周には6号車もオーバーテイクする。3番手に上がった広大は、さらにハードプッシュを続け2番手を走るマシンの背後に迫ったが、ここでチェッカー。NSXラストレースでKEIHIN NSXは3位表彰台に上がり、広大は地元もてぎのファンの大声援に応えた。レース後の広大は以下のようにコメントしている。

「地元のもてぎで、NSX最後のレースで表彰台に上がることができて、本当にうれしいです。今日はサーキットに詰め掛けた地元のファン、僕たちを支援してくれているHondaやKEIHINの方々の声援がすごく力になりました。昨日の予選からクルマのフィーリングがすごく良くて、ドライバー交換の時にタイヤ交換をしなかったのですが、それでもレースでも最後まで思いっきりプッシュすることができました。結果的にセーフティカーのタイミングも、僕たちにとってはラッキーでしたね。シーズン全体を振り返ると、最初のうちはまだGTカーに慣れていなかったこともあり、バタバタしたところがありましたが、年弘さんやスタッフの皆さんの協力のお陰で、シーズンの終盤には力を発揮することができるようになりました。今年勝てなかったのは残念ですが、NSXにとって最後のレースで表彰台に上がり、有終の美を飾れたと思っています。まだまだ自分のドライビングには足りない点もありますが、来年、スーパーGTをドライブするチャンスが与えられれば、今年の経験を生かして全力で戦いたいと思っています。最後にもう一度、応援してくれた皆さんに心から感謝します。応援ありがとうございました」