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マスターズF3の決勝はリタイア。

2008.08.10

8月10日、ゾルダー・サーキットで『2008 RTL GPマスターズF3』の決勝が行われた。スタート前に雨は上がったものの、ウェット路面でレースは始まった。注目のスタートで、ポール・ポジションのヒュルゲンベルグ(ART Grand Prix)が出遅れたため、広大はヒュルゲンベルグの前に出るためにコースの真ん中にラインを取り、1コーナーに向かっていく。しかしR・ファン・デル・ザンデ(プレマ・パワー)と広大のマシンが激しく接触。広大がドライブするマノーのマシンは大きなダメージを受け、残念ながらリタイアを喫することになった。

広大はレース後、「ヒュルゲンベルグがスタートをミスし、前に出ようとしたのですが、(予選3番手の)ザンデがマシンを寄せてきました。それで行き場を失ってしまった。スタートは悪くなかったし、マシンの仕上がりも良かった。初めてのコースで速さを見せつけることはできたと思いますが、結果を出すことができず、本当に残念です。この借りは、ユーロF3のレースで返したいと思います」と語っている。

なおピットに戻ったあと、広大は大事をとって病院に向かったが、身体への大きなダメージはなかったという。「アクシデントの際、マシンだけでなく、手首を痛めてしまったので、すぐに病院に行きました。幸い骨にはまったく異常がなく、打撲で済みました」と語っている。