7月12日、ザントフォールトでユーロF3の第9戦が開催された。好スタートを決めた広大は5番手に浮上する。その後、前を走るマシンがコースアウトしかけたために、追い抜きをかけるが、わずかに及ばず。逆に前に詰まってしまった広大は、6番手に順位を下げてしまった。それでも広大は再びポジションアップを目指して走行していたが、14周目に突然、マシン内の消火器が作動するというトラブルが発生。前がほとんど見えずに、急遽ピットインすることになった広大は、そのままマシンを降りることになった。
予期せずトラブルで入賞を逃した広大はレース後、「いきなり水が出てきたと思ったら、泡がパァーと吹き出してきて、前がほとんど見えなくなった。最初は何が起きたのか、わかりませんでした。それでも手でバイザーを拭いて、何とかピットに戻ったのですが…。消火器は手でスイッチを押さないと作動しないはずです。原因を究明していますが、とにかくこんなトラブルは初めてですし、本来はあってはならないことです」と困惑した声で語っていた。