予選セッション終了から約3時間、晴れ上がったツインリンクもてぎで全日本F3選手権の第5戦の決勝が開催された。土曜日の午前とは打って変わって、太陽が顔を出し、完全なドライコンディションになった。スタートで広大と予選2位の大嶋和也選手は大きく出遅れ、1コーナーまでに4番手にダウンする。トップに立ったのは、O・ジャービス選手。2番手にはR・ストレイト選手がつけている。オープニングラップの90度コーナーで3位の大嶋選手がコースアウトしたために、ポジションを上げた広大。その後はトムスの石浦宏明選手と激しい3位争いを繰り広げたが、最後までポジションを守り切り、今季初の表彰台を獲得した。
レース後の広大は「スタートを意識しすぎて、ミスをしてしまいました。その後の走りについては、悪くなかったと思います。今季初めての表彰台でうれしいですが、勝てたはずなので、満足はしていません。明日は予選7番手からのスタートですが、1〜2周目にはオーバーテイクのチャンスはあります。レースの前半で勝負をかけたいと思います」と語っている。