8月2日(土)、3日(日)にスーパーGT第4戦「FUJI GT SPRINT RACE」が静岡県の富士スピードウェイで開催されます。スーパーGTのイベントは通常レース距離が300km以上で2名以上のドライバーが走る耐久レースのスタイルですが、今回のイベントはシリーズ戦では初となるスプリントレースの大会となります。
土日の各日に短距離の決勝レース(土曜のレース1と日曜のレース2)が行われ、各レースの公式練習、公式予選、決勝を各チームのドライバー1名が走り切るというフォーマットになっています。
決勝レースの距離は土曜のレース1が周回制の35周(約160km/1時間程度)で、日曜のレース2が50分の時間制(約115km/25周程度)となり、ともにタイヤ交換と給油の義務はありません。特別にサクセスウェイトの搭載もありませんが、使用できるタイヤは事前に決めた1セットのみ。予選で使ったものを決勝にも使用することになっています。
17号車のAstemo REAL RACINGは小出峻選手が土曜日のレース1、塚越広大は日曜日のレース2にそれぞれ出場することになっています。塚越広大は「FUJI GT SPRINT RACE」に向けて、以下のようにコメントしています、
「今回、スーパーGTの公式戦としては初めてのスプリントになります。5月に開催された第2戦の富士(予選9番手、決勝12位)は正直マシンのパフォーマンスを十分に引き出すことができませんでしたが、前戦のセパンでは本来の速さを取り戻せた部分があったと思います。
その流れを引き継いて、今回の富士でもいい結果を出したいです。特に今回のスプリトは予選が非常に大事です。予選で前に行かないと勝つチャンスはないと思いますので、まずは予選のスピードを追求していきたいです。
あと今回は天気が心配です。台風がからんでくる可能性もありますので、天候が大きな要素になるかもしれませんが、どんなコンディションになってもいいレースをしたいと思っています。
今回、僕は日曜日のレースに出場するので、土曜日はマシンに乗ることができませんが、僕と小出選手が好むクルマの方向性はそれほどズレていません。自分が乗るつもりで日曜日に向けてのセットアップを考えたりしながら、小出選手と一緒に戦っていきたいです。とにかくふたりで早くいい結果を残したいという気持ちが強いです。
今回のスプリトレースの富士では、土曜日は小出選手、日曜日は僕がふたりそろって優勝して、いい流れの後半戦のチャンピオン争いに入っていきたいです」