10月20日、大分県のオートポリスで、2024スーパーGT第7戦の予選と決勝がワンデーで行われました。塚越広大と太田格之進選手のドライブするAstemo CIVIC TYPE R-GTは予選で4番手を獲得し、決勝でもスタート直後から好調なパフォーマンスを発揮していましたが、14号車をオーバーテイクしようとした際に押し出されるかたちで接触。残念ながらリタイアに終わりました。レース後の塚越広大は以下のようにコメントしています。
「土曜日の午後に予定されていた予選は雨と霧が強くてキャンセルになり、日曜日の午前中に開催されることになりました。セッションの開始直後は路面が濡れていたこともあり、レインタイヤを履いてコースインしました。まずは路面のコンディションとマシンの状況を確認するために慎重に走行し、そのうち路面や天候が回復してきたこともあり、いったんピットインしてドライタイヤに交換。タイムアタックを行いました。
レインでもドライでもマシンのフィーリングは好調で、いいタイム的を出すことができました。ただ、ドライタイヤでのアタックのタイミングをもう少し遅らすことができれば、フロントローを狙えるぐらいにポテンシャルはあったと思います。想定よりもウォームアップが早かったですね。とはいえCIVIC TYPE R-GT勢としてはトップの4番手という好位置につけることができました。
決勝はスタートを担当しましたが、6周目ポジションをひとつあげて3番手に浮上し、レース序盤は2番手においついていくという展開になりました。その後(24周目)フルコースイエロー(FCY)が導入され、セーフティカーが導入され、ギャップがなくなりました。レースが再開された後はトップとできるだけ離されないように走り、最初のピットインのタイミングを迎えることができました。
コースに復帰した太田(格之進)選手はやや混雑したところに出てしまい、最終的には38周目に14号車に接触されてリタイアに終わってしまいました。今回のオートポリスは3時間レースで、まだ2時間近く残っていましたし、マシンにもパフォーマンスがありました。最後まで走っていれば上位でフィニッシュできたと思いますので、残念でなりません。ちょっとかみ合わないレースになってしまいました。
シーズンは残り2戦ですが、ポイント的には2連勝するしかありません。タイトル獲得は厳しい状況ですが、やるしかありません。次のもてぎ(決勝11月3日)は例年と違って、サクセスウエイトがある中でのレースになります(※サクセスウエイトが半減)。それは僕らにとっては有利になると思いますので、そのチャンスを生かしてまずはもてぎで勝ちたいと思います」