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スーパーGT最終戦もてぎを終えて

2023.11.06

11月5日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで、2023スーパーGT第8戦『MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL』の決勝が行われました。塚越広大と松下信治選手のAstemo NSX-GTは3位表彰台を獲得し、ドライバーランキング6位でシーズンを終えました。塚越広大は最終戦と2023年シーズンを振り返り、以下のようにコメントしています。

「最終戦は最初のフリー走行から問題なく走行をすることができ、予選に向けてセットアップを詰めていくことができました。予選ではQ1を担当しましたが、本来は2周アタックする予定でしたが、前のマシンに詰まってしまい、1周しかアタックできませんでした。それでも7番手で突破することができました。Q2は松下選手が担当し、2番手のタイムをマーク。抜きづらいもてぎで好位置から決勝に臨むことになりました。

日曜日のレースはスタート直後から3号車、36号車に引き離されないように周回を重ねていくという展開になりました。ピットインのタイミングで23号車に先行されてしまいましたが、後半に盛り返してして抜き返すことができました。

レース終盤に雨が強くなり、チームの絶妙の判断で残り6周の時点でピットインしてレインタイヤに変更。いったん6番手まで順位を落としましたが、いいペースで追い上げることができました。ただ、すぐにフルコースイエロー(FCY)導入されて、レインタイヤの一番おいしいところを使えなかったのはもったいなかったですね。でもチームと監督が本当にいい判断をしてくれ、表彰台に上がることができました。

最終戦でいいレース、攻めのレースをして3位表彰台を獲得することができ、ホンダ勢の中では最上位でフィニッシュすることができました。いい形でシーズンを締めくくれてよかった。

今シーズンはランキング6位に終わりました。シーズンを通して調子がいい悪いの波がありましたが、最終戦までチャンピオン争いに加わることができなかったのは、第6戦のSUGOの影響がやはり大きかった。トップでチェッカーを受けましたが、レース後の車検で失格となってしまったのは残念です。最終戦でいいレースができただけに、なおさら悔しい気持ちがあります。

今年タイトルを取れなかった反省を糧に、強いドライバー、チームとなって、来シーズンは再びサーキットに戻ってきたいです」

Photo: © GTA