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スーパーGT第3戦鈴鹿は赤旗終了で9位

2023.06.05

6月4日、三重県の鈴鹿サーキットで2023スーパーGT第3戦の決勝が行われ、塚越広大と松下信治選手のAstemo NSX-GTは9位でした。

前線を終えドライバーズランキング6位で15ポイント獲得しているAstemo NSX-GTのサクセスウエイトは30kg。第3戦決勝はレース距離が通常より長い450km(77周)で、最低2回の給油が義務付けられています。

予選7番手のAstemo NSX-GTは松下選手がスタートドライバーを担当。8周目のヘアピンでGT300車両がストップしてフルコースイエロー(FCY)導入からセーフティカーに切り替わりました。Astemo NSX-GTは7番手でレースは13周目に再開されました。18周目、GT500クラスの1台がピットストップへ。翌周以降もがピットに入る車両があるなか、Astemo NSX-GTはしばらく走行を続けて29周目にピットストップを行いました。

GT500クラス全車が1回目のピットストップを終えた36周目、Astemo NSX-GTの塚越広大は12番手を走行。42周目からは2回目のピットストップが始まり、Astemo NSX-GTは45周目に2回目のピットストップへ。その後、ライバル勢もピットに入り、Astemo NSX-GTは10番手にポジションを上げていましたが、先頭車両が59周目に入ったところで、130R出口シケイン手前でGT500クラス5番手の23号車とGT300クラス車両が接触してクラッシュ。このアクシデントによりセーフティカーが導入され、直後に赤旗となりレースは中断されました。

この時点でAstemo NSX-GTは9番手。レースはそのまま終了が宣言され、58周目終了時点の順位が結果となり、Astemo NSX-GTは9位でした。

塚越広大「今回はフリー走行で小さなトラブルがあり、バタバタしてしまい、いいスタートを切ることができませんでした。それでもGT500クラスの占有走行でマシンをまとめて、予選ではうまくアジャストすることができました。

自分が担当したQ1ではアタック中は少しミスがありましたが、いいタイムを出すことができ、3番手でQ2に進出することができました。Q2を担当した松下選手が8番手となり、決勝は他チームに車両違反があり7番手からスタートしました。

決勝は、僕の担当したスティントは単独のペースでは悪くなかったのですが、地力で順位を上げるほどのパフォーマンスがありませんでした。鈴鹿はコース幅が狭く、ポジションを上げるのは難しかったですね。戦略でポジションを上げようとしたのですが、そこでもうまく行かずにレースの前半から後半にかけて苦しい展開となってしまいました。

最後のスティントで巻き返そうとしたのですが、大きなアクシデントがあり、レースは赤旗中断となりました。あれほど激しいアクシデントにもかかわらず、ドライバーに大きなケガがなく、本当によかったです。

今回の鈴鹿では大量のポイントを目指していたのですが、レースは9位でフィニッシュすることになり、目標を達成できませんでした。予選と決勝とも課題があり、いい流れに乗れませんでした。これから約2か月のインターバルに入りますが、その間にチームとともにしっかりと準備をして中盤戦の富士と鈴鹿では挽回していきたいです」

※決勝レースの結果は暫定です。
https://supergt.net/

Photo: © Honda