8月28日、三重県の鈴鹿サーキットで2022スーパーGT第5戦の決勝が行われ、塚越広大と松下信治選手のAstemo NSX-GTは2位でした。
第5戦でのAstemo NSX-GTのサクセスウエイトは38kg。今大会はレース距離450kmで最低2回の給油が義務付けられています。予選2番手のAstemo NSX-GTは松下選手がスタートドライバーを担当。スタートからポジションキープして、首位23号車の17周目のピットストップで代わってトップに立ちました。
Astemo NSX-GTは29周目にピットストップ。給油とタイヤ交換、松下選手から塚越広大にドライバー交代して7番手でコースに復帰しました。その後、他チームのピットストップもあり、レース半ばの38周目の段階でAstemo NSX-GTは3番手。前車との少しずつ差をつめていたAstemo NSX-GTは43周目に首位争いに追いつきました。3台のバトルはしばらく続きましたが順位に変動はなく、Astemo NSX-GTは48周目に2回目のピットストップ。タイヤ交換と給油作業を行い、ドライバーは塚越広大のままでコースに戻りました。
50周目、GT300車両のクラッシュによりセーフティカー導入へ。この時点でAstemo NSX-GTは5番手、給油作業を2回済ませた中では最上位でした。レースは55周目に再開され、リスタート後に残りの車両も2回目のピットストップへ。そして、GT500クラス全車が2回目のピットストップを終えた60周目、Astemo NSX-GTは再びトップに立ち、塚越広大は首位をキープしていました。しかし、給油機のトラブルで予定量が入っていないことが判明。思うようにペースが上げられず燃費走行を強いられ75周目に2番手に後退、Astemo NSX-GTは2位でフィニッシュしました。
塚越広大「予選では2人ともよい走りができましたし、決勝でもよいペースを保って走れました。僕のスティントでは結果的に最高の形でピットに入れて、運も味方につけていたと思います。ただ、給油のトラブルで燃料が十分に入らず、大幅に足りないということが判明して終盤は走りきるために燃費走行しなければならなくなってしまいました。ギリギリで走りきれて2位に入れましたが、確実に勝てるレースだったので残念です。でも次回のスポーツランドSUGO、その次のオートポリスはウエイトが重くても戦えるコースなので、シリーズを通して考えれば、決して悪い結果ではなかったと思います」