スーパーフォーミュラ第3戦オートポリスに、タチアナ・カルデロン選手の代役として塚越広大はThreeBond Drago CORSE(スリーボンド・ドラゴコルセ)から参戦しました。予選、決勝ともウエットコンディションとなった第3戦。塚越広大は、4度の赤旗中断を挟んだ予選で9番手。決勝は悪天候により途中でセーフティカーが導入されたのち赤旗レース終了となり12位でした。
「今回のオートポリスは走り始めから雨となりました。チームとしてはヘビーウェットの中で走るのは初めてということもあり、タイヤを含めてマシンのいろんなところを調整しながら走っていました。
予選はノックアウト方式ではなく、通常の40分間での走行になったのですが、アタックしたら赤旗、アタックしたら赤旗という感じで、アタックのタイミングは難しかったです。しかもトラフィックもあり、僕の予選タイムがベストだったかは正直わかりません。もう少し上位に行けたかもしれませんが、9番手というポジションはまずまずだったのかなと思っています。
決勝はスタートして大きな混乱をうまくイン側に避け、ポジションを上げることができました。雨量が少ない時のペースがあまり良くなかったのですが、その後、徐々に持ち直してきて、前のクルマにも追いついてきました。それで15号車を追い抜くことができたのですが、その直後に縁石に乗ってハーフスピン。レースに復帰するのに時間がかかってしまい、順位を大きく落としてしまいました。その後、11周時点で雨が強くなりセーフティカーが導入、そのまま赤旗中断となりました。レース再開してポジションアップを狙っていたのですが、残念ながら霧がすごくて、そのままレースは終了となってしまいました。
今回のレースでは上位を走り、いろいろなセットを試すことができました。ただチームにとって初のポイントをもたらすチャンスがあったにもかかわらず、自分のミスでチャンスをフイにしてしまいました。先日の富士でのスーパーGTではチャンスを生かして優勝することができましたが、今回はチャンスを生かすことができませんでした。同じことをスーパーフォーミュラでできなかったことが悔しいですし、チームにも申し訳ない気持ちがあります。ただ反省するしかありません。ミスをどうなくすのかということをドライバーとしてやらないといけないと、あらためて思いました」