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スーパーGT第4戦を終えて

2020.09.14

9月13日、栃木県のツインリンクもてぎで開催されたスーパーGT第4戦『FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300km RACE』の決勝レースが塚越広大とベルトラン・バゲットがドライブするKEIHIN NSX-GTが優勝。今シーズン2勝目を挙げて、ランキング首位に立ちました。レース終了後、広大は以下のようにコメントしています。

「シーズンが始まって4戦目にして早くも2勝目を挙げることができ、いい意味で驚いています。これもホンダさん、ブリヂストンさん、ケーヒンさん、バゲット、リアルレーシングのスタッフ、そして応援してくれる皆さんのおかげです。心から感謝しています。

新しいNSX-GTでもてぎを走るのは初めてでした。今回のもてぎでは46キロのウェイトを載せて戦うことになっていましたが、バゲットやチームとともに、調子が良かった時のセットをベースに調整をしようと話し合っていました。

フリー走行は天候が不安定で、コースアウトする場面もあり、かなりバタバタしてしまいました。十分にセットを詰めることができずに不安な面もありましたが、Q1でバゲットがすごいいい走りをして3番手のタイムをマーク。今回もやれるという自信がつきました。

僕が担当したQ2は、最初はスリックでコースインしましたが、雨が強くなり、ピットに入りウェットタイヤに交換しました。ポールポジションを狙っていきましたが、わずかに届かず2番手でした。悔しかったですが、いい走りができたという手ごたえがありました。

翌日の決勝ではスタートドライバーのバゲットが本当に力強い走りをしてくれ、首位に立って後続を引き離していきました。ドライバー交換したあともフィーリングがよく、思いっきり攻めることができました。

レース終盤、セーフティカーが入り、10秒ほどあった2位のマシンとのタイム差がなくなってしまいましたが、レース再開後には再び引き離すことができました。僕としてはレース再開後、もし他のマシンと競った状況でGT300に追いついてしまうと、抜かれるリスクがあります。後続のマシンとの間にしっかりとギャップをつけることが大事なミッションでしたが、しっかりと達成することができ、トップでゴールすることができました。

今回の優勝は富士での勝利とは異なり、自分たちでしっかりとつかみ取ったという気持ちが強くあります。ウェイトを積んで中でチームとドライバーがしっかりと自分たちの仕事ができたと思います。また前回の鈴鹿ではピットワークのミスがありましたが、今回はチームがしっかりと対応してくれました。

これでチャンピオンシップにおいてトップに立ちましたが、すごく不思議な気持ちがあります。ここ数年、本当になかなか勝利に手が届かずに悔しい思いを何度もしましたが、今シーズンはすでに2勝です。勝てる時はこんなにもすんなりいくのかなって感じますね(笑)。でも僕たちが目指すのはあくまでチャンピオンになること。タイトルを獲得するためには、ある意味、これからが本当の勝負です。正直、次の富士は厳しいハンデが課されますので、厳しい戦いになりますが、その中で自分たちができる最大限のことをチームとともにやっていきたいと思っています。引き続き、応援をよろしくお願いします」

写真提供:Honda

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