6月23日、宮城県のスポーツランドSUGOで全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦の決勝が行われ、REAL RACINGの塚越広大は9位でした。
スタート時のタイヤ戦略は分かれ20台中7台がソフト、その他はミディアムタイヤを選択。4番グリッドの塚越広大はミディアムタイヤを装着してスタートしました。オープニングラップを終えると、ミディアムタイヤの6台が早くもピットストップへ。翌周以降もミディアムタイヤ勢のピットストップは続き、塚越広大も5周目終了時にピットストップを行い18番手でコースに戻りました。その後、他車のピットストップもあってレース中盤、塚越広大は15番手を走行していました。
レース後半、ソフトタイヤでスタートしていたマシンが順次ピットストップへ。また、トラブルに見舞われたマシンもあって、塚越広大は少しずつ順位を上げていました。すると、56周目の1コーナーでスピンしたマシンがストップ。ここでセーフティカーが導入されました。この時点で塚越広大は10番手。レースは61周目に再開されましたが、直後のSPコーナーでスピンしたマシンがストップ。再びセーフティカーが導入され、66周目にレース再開。塚越広大は10番手でフィニッシュしましたが、レース後にタイムペナルティが科せられたマシンがあり順位が1つ繰り上がって9位という結果でした。
塚越広大「予選ではQ3の最後のアタックをする前にクラッシュが発生して赤旗中断となり、なんとも言えない結末となってしまいました。それでも予選でのマシンの調子はよく、Q3に進めたことは自信になりました。ただ昨年もそうだったのですが、予選のスピードを決勝で再現できないのが僕たちの課題だと思います。また今回のレースではピットストップの際にジャッキのトラブルがあり、タイムをロスしてポジションを落としてしまったことも結果に響きました。戦略に関してもうまく機能しませんでしたね。今回のレースのデータをチームとともにしっかりと見直しして、戦略に関してはあらためて検証する必要があると思っています。でも一番の課題は、やっぱり決勝のペースが悪いことだと思っています。その点を改善できれば、結果がついてくるはずです。次戦の富士スピードウェイまでに、チームとともに改善点を克服していきたいです」