5月26日、三重県の鈴鹿サーキットで2019スーパーGT第3戦「SUZUKA GT 300km RACE」の決勝が行われ、塚越広大とベルトラン・バゲット選手のKEIHIN NSX-GTはリタイアでした。
予選8番手のKEIHIN NSX-GTはバゲット選手がスタートドライバーを務め序盤はポジションキープ。11周目に9番手に下がりましたが、17周目に1台をパスして8番手に戻りました。
17周目、130Rでコースオフしてクラッシュしたマシン回収のためセーフティカー導入へ。セーフティカーは22周目終了時に退きレース再開。同時にKEIHIN NSX-GTを含む多くのマシンがピットストップを行いました。
塚越広大に代わったKEIHIN NSX-GTは10番手でコースに復帰。全車がピットストップを終えた段階でKEIHIN NSX-GTは7番手を走行していました。しかし、31周目の最終コーナーでガードレールに接触しホームストレートに戻ってきて、コースサイドにマシンを止めてリタイアに終わりました。
塚越広大「今回のレースではQ1を担当しましたが、クルマの調子はよく、4番手タイムで通過することができました。Q2では小さなミスもあり8番手になり、残念な結果となりました。とはいえクルマの仕上がりには手ごたえを感じていましたので、期待を持って決勝に臨みました。
レース序盤はスタートのポジションと同様の8番手で周回を重ねることになりましたが、前のマシンを抜けそうで抜けないという、フラストレーションの溜まるレース展開となりました。一進一退の攻防の中、他のマシンのクラッシュによって17周目にセーフティカーがコースイン。数周にわたって走行し、セーフティカーがコースを離れるタイミングでピットインし、ドライバー交代をすることになりました。
僕がコースに戻った後も、1号車の後ろで走行することになり、チームにとっては前半戦と同様に自分たちのペースで走れない、我慢のレース展開となりました。そんな中、早く前に出たいという思いが、焦りを生んでしまいました。最終コーナーで1号車を追い抜こうとしてラインを変えた際にリアが滑り、コントロールを失いました。ガードレールに接触し、リタイアとなってしまいました。クルマのフィーリングが良かっただけに(前を抑えられて)冷静さを欠き、ドラビングミスにつながってしまいました。悔しいですし、チームにも申し訳ない気持ちです」