塚越広大から2019年シーズンのスーパーフォーミュラの活動に関する報告があります。今シーズンも日本最高峰のスーパーフォーミュラへの参戦を目指していましたが、残念ながら開幕戦のグリッドには着けないことになりました。しかし今シーズンもスーパーフォーミュラの現場には毎戦、同行することになります。2020年の復帰を視野に入れ、スーパーフォーミュラで2013年から所属しているリアルレーシングのドライビング・アドバイザーとしてチームを支えることになります。
塚越広大「2019年シーズンのスーパーフォーミュラ参戦できる可能性をギリギリまで探っていたのですが、開幕戦のグリッドにつくことはできないことになりました。ひとりのレーシングドライバーとしてフォーミュラに乗りたいという気持ちがあり、今はすごく残念です。
今年はリアルレーシングのドライビング・アドバイザーとしてチームに帯同することになりました。長年、ともに過ごしているリアルレーシングの力に少しでもなりたいですし、また自分が再びスーパーフォーミュラに戻るためには最善の選択だと考えています。
一度、現場から離れてしまうと、スーパーフォーミュラのサーキットで起こっている情報や動きが把握できなくなってしまいます。やはり現場で、もっとも近い場所に常にいなければ、復帰する時にいろいろな面で遅れをとってしまう可能性があります。これまでドライバーとして参戦していた時と同様にスーパーフォーミュラの現場にいて、復帰した時に最大のパフォーマンスを発揮できるような状況をつくっておきたいということで、今回の選択を決断しました。
また他のドライバーがどのようにレースを戦っているかを外から見つめ、裏方としてチームの動きや各スタッフがどのように考えているかを学ぶことは、自分にとって大きなプラスになると思っています。ドライバーとしてパフォーマンスを上げるためのヒントがたくさんあるはずです。
2019年シーズンはいろんなことを勉強・吸収するいい機会になると思っています。2020年のドライバーとしてのスーパーフォーミュラ復帰を実現するために、自分がやれることを精一杯がんばり、今後のドライバーとしての活動にしっかりと生かしていきたいです」