9月16日、宮城県のスポーツランドSUGOで2018スーパーGT第6戦「SUGO GT 300km RACE」の決勝が行われ、塚越広大と小暮選手のKEIHIN NSX-GTは9位でした。
予選4番手のKEIHIN NSX-GTは小暮選手がスタートドライバーを担当。序盤は4番手を走行していましたが、6周目のSPコーナーでオーバーラン。ポジションを下げて10番手走行中の29周目にピットストップを行いました。その後、GT500クラス全車がピットを終えた段階で12番手、64周目には11番手に上がりました。
67周目、GT300クラスのマシンがコースアウト。クラッシュしたマシン回収のため70周目からセーフティカー導入され、ホームストレート上で各クラスごとに隊列を整えて、レースは残り6周で再開されました。リスタート後、他車のドライブスルーペナルティでKEIHIN NSX-GTは1つポジションを上げて10位でチェッカーを受けましたが、レース後にタイム加算ペナルティを科せられたマシンがあり、KEIHIN NSX-GTは9位に繰り上がりました。
塚越広大「今回のSUGOはチャンピオンシップを考えるとすごく大事なレースとなります。SUGOとNSX-GTは相性のいいコースですが、僕たちのマシンにはかなりウエイトハンデ(76㎏)がありますので、いかに上位で入賞し、多くのポイントを積み重ねるのかが今回の目標でした。また今回からNSX-GTは重量変更が実施され、10kg増加されることになりました。重量増加の影響を一番受けるのはハードブレーキングの時ですが、SUGOはそういうコーナーがほとんどなく、中高速コーナーが多いサーキットです。重量増加の影響は、それほど大きくありませんでした。
土曜日のフリー走行は雨が降ったり止んだりするコンディションの中で行われましたが、いいペースで走ることができませんでした。そんな中で予選を迎え、僕はQ1を担当しました。最初のアタックでは前のマシンがスピンしたり、その後はアタック中に赤旗が出たり、思うように走ることができませんでした。それでもセッションが再開した後の限られた時間の中で、トップタイムを出すことができました。そして小暮さんも4番手のタイムを出し、いい流れを引き寄せることができたと思いました。
ところが決勝では6周目でコースアウトを喫して大きくポジションを落とし、集団に埋もれてしまいました。僕が担当した後半のスティントでポジションを上げるために全力で走りましたが、マシンのペースにやや欠けていました。最終的に9位でポイントを獲得することができましたが、本来はもっとたくさんのポイントを稼げたと思いますので、すごく残念です。
今シーズンのスーパーGTは残り2戦となりましたが、タイトル獲得のためにはこれ以上取りこぼしはできません。チームとともにしっかりと戦っていきます」