5月20日、三重県の鈴鹿サーキットで2018スーパーGT第3戦「SUZUKA GT 300km Fan Festival」の決勝が行われ、塚越広大と小暮選手のKEIHIN NSX-GTは11位でした。
3番グリッドのKEIHIN NSX-GTは小暮選手がスタートドライバーを務め、序盤は4番手を走行していました。13周目にデグナーでスピンした39号車が立体交差の先でコース上にはみ出す形でストップ。14周目からセーフティカーが導入され19周目レースは再開されました。リスタート直後、早くも数台がピットストップへ。KEIHIN NSX-GTは19周目の終わりにピットに入りました。ピットアウト後、塚越広大は着実にポジションを上げ、全車がルーティンのピットストップを終えた30周目、KEIHIN NSX-GTは再び4番手でした。しかし、他車との接触のためドライブスルーペナルティが課せられ後退。KEIHIN NSX-GTは11位でフィニッシュしました。
塚越広大「走り始めはクルマのコントロールがやや難しい状態で、セットアップを煮詰める必要があると感じました。それでも予選ではクルマのフィーリングはよくなり、小暮さんがQ1を8番手で突破し、僕も3番手のタイムを出すことができました。ハンデウェイトを考えると、すごくいいポジションにつけることができたと思います。決勝はいいレースができそうだと、いい手ごたえを感じていました。
翌日の決勝では小暮さんが4番手のポジションで周回を重ねていきました。レースは14周目にセーフティカーがコースインし、19周目にレースが再開されました。20周目にピットインしてドライバー交代をしました。僕らの選択したタイヤは他のマシンと比べて固めだったこともあり、ウォームアップに時間がかかり苦戦しましたが、4番手争いを展開することができていました。ところが他車を抜いた際に接触したとしてドライブスルーペナルティを課され、大きくポジションを落としてしまいました。最終的には11位に終わり、富士に続いてノーポイントに終わってしまいました。自分としては裁定に関しては納得できない部分はありますが、レースですから、受け入れるしかありません。
タイトル獲得のためには、確実にポイントを重ねていかなければなりません。今回、ポイントを獲得できなかったことはすごく残念ですが、僕たちにはまだ速さが足りないのも事実です。次のタイでは万全の準備をして、しっかりと結果を残したいです」