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スーパーGT第4戦SUGO、3位で今季初表彰台。

2014.07.20

7月20日、スポーツランドSUGOでスーパーGT第4戦の決勝が行われ、KEIHIN NSX CONCEPT-GTは3位に入り、塚越広大と金石選手は今季初の表彰台に立った。

予選4番手のKEIHIN NSX CONCEPT-GTは、金石選手がスタートドライバーを担当。スタート進行時の路面状況はウェットパッチが残ってはいるものの、レコードラインはほぼ乾いた状態。全車スリックタイヤを装着してフォーメーションラップに出ていくが、開始直後から小雨が降り始める。フォーメーションラップは2周追加され、その間にも路面はウェットよりになり、KEIHIN NSX CONCEPT-GTを含む数台がスタートと同時にピットに向かいウェットタイヤに交換した。

しかし、雨はすぐに上がり、ウェットタイヤに交換したマシンは再度スリックタイヤへの交換を余儀なくされ後退。スタートからスリックタイヤのまま走り続けていたマシンが上位を占める。12番手前後を走行していたKEIHIN NSX CONCEPT-GTは、レース中盤の41周目にピットストップを行い広大へとドライバー交代した。

その後、ライバル勢もピットストップを終えた56周目の時点でKEIHIN NSX CONCEPT-GTは10番手だったが、レースが残り20周となった頃から再び雨が降り始めると急速な追い上げをみせた。ウェットタイヤにスイッチするマシンも現れるほどの滑りやすい路面コンディションだったが、広大はスリックタイヤのまま走ると決断。他を圧倒するラップタイムを並べてオーバーテイクを繰り返し3位でフィニッシュ。今季初めて表彰台に上がるとともに、ドライバーズラインキングでも8位に浮上した。

「今回から新しいパッケージで臨むことになり、僕としてはマシンをきちんと評価するためにもドライで走りたかったのですが、天候が安定していない難しいコンディションになってしまいました。それでも予選で4番手を獲得することができ、マシンのパフォーマンスが確実に向上していることを感じることができました。

決勝も天気がコロコロ変わる難しい状況になり、僕たちのチームはスタート直後にウェットに交換することを決めました。結果的にその判断は間違っていたことになりましたが、あの状況では仕方がないと思っています。

僕のスティントとなったレース終盤、再び雨が降り始め、タイヤを交換するのか、そのままコースにとどまるのかという難しい判断を迫られました。僕はチームに対して、ステイしてそのまま走りたいと伝えました。スリックで走るのは難しいコンディションでしたが、ポジションをあげ、3位でフィニッシュすることができました。

Honda NSX CONCEPT-GTの初表彰台を、KEIHINさんの地元で獲得することができました。KEIHINさんの応援団がたくさん駆けつけてくれていたので、そこで表彰台に上がることができ、本当にうれしいですし、みなさんの応援は力になりました。

今回の結果はすごくうれしいですし、これからの後半戦に向けていい弾みになります。でも、僕らにとって真夏の富士で開催される次のレースが、本当の意味で真価を問われる重要な一戦になると思います。チームとともに次の富士に向けてしっかりと準備をしていきます」