8月19日、鈴鹿サーキットで、スーパーGT第5戦「第41回インターナショナルポッカ1000km」の決勝が行われ、6番手スタートのKEIHIN HSV-010はレース終盤にクラッシュ。17周遅れの10位完走扱いという結果だった。
真夏の鈴鹿で開催される伝統の一戦は、4年ぶりに1000km(173周)レースとして復活。強い日差しが照りつける12時30分に始まった。
予選6番手のKEIHIN HSV-010は広大がスタートドライバーを担当。173周を4回のピットストップで走りきる作戦で、序盤からコンスタントなラップを刻む。
30周過ぎからルーティンのピット作業を開始するチームが現れ始めると、3番手に浮上していたKEIHIN HSV-010は35周目に1回目のピットストップ。給油とタイヤ交換を行い、金石選手へとドライバー交代した。
その後もKEIHIN HSV-010は順調に周回を重ねていたが、61周目にクラッシュによるセーフティカー導入された。このタイミングでKEIHIN HSV-010は2回目のピットストップを行う。
再びコースインした広大は、着実にポジションを上げて82周目にはトップに浮上したが、92周目に右リアタイヤが突然パンク。懸命にマシンをコントロールした広大はスロー走行でピットに向い、タイヤ交換と給油、破損したボディカウルの応急処置を行い、KEIHIN HSV-010は8番手でコースに復帰した。
その後、121周目〜151周目までは金石選手が走行し、最後は広大が再びドライブ。レース終盤に向けて順位を挽回していたが、157周目に高速コーナーの130Rで19号車をオーバーテイクした直後に再び右リアタイヤがバースト。コントロールを失ったマシンはアウト側のウォールに激しくヒットし、破片を撒き散らしながら数回転して止まった。
このアクシデントで再度セーフティカーが導入され、その後レースは再開。156周を周回していたKEIHIN HSV-010は10位完走扱いとなった。