3月5日〜6日、鈴鹿サーキットでフォーミュラ・ニッポンの第1回の公式テストが行われた。初日は雨にたたられ、各チームとも思うように走れなかったが、広大は初日トップとなる1分50秒492をマーク。ウェットでの強さを見せつけた。翌日は太陽が顔を出したが、午前中のセッションはウェット路面。午後からようやくドライ路面となる。その中で好タイムをマークしたのはDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの広大と伊沢拓也選手だった。最終的に広大は1分39秒636をマークし、2日間の公式テストでの最速タイムを叩き出している。広大はテスト終了後、以下のようにコメントしている。
「フォーミュラ・ニッポンのマシンをドライブしたのは久しぶりでしたが、走り始めからすごくいいフィーリングでした。去年よりもクルマはだいぶ良くなったという印象です。運転もしやすくなっていますし、タイム向上にもつながっています。テストでは最速タイムをマークしましたが、他のチームがどんなことを試しているのかわかりませんので、何とも言えません。開幕までにやるべきことはまだまだあります。一発のタイムはもっと出るはずですし、ロングランでもまだまだ勝てるレベルにないと思っています。これからのテストでも気を引き締めて、より高いレベルを目指していきたいと思います」
フォーミュラ・ニッポンの第2回目の公式合同テストは、3月20日〜21日、富士スピードウェイ(静岡県)で行われる。