9月11日、スーパーGT第6戦の決勝が富士スピードウェイで行われた。
10番手スタートのKEIHIN HSV-010は金石選手がスタートドライバーを担当。着実にポジションを上げて21周終了時にピットイン。ルーティン作業を終え、広大へとドライバーチェンジした。
GT500クラス全車がピット作業を終えた時点でKEIHIN HSV-010は6番手。ここから広大は1号車、36号車をパスして4番手に上がると、さらに前を走る12号車とサイド・バイ・サイドのバトルを展開。勢いに勝る広大だったが、ライバルの厳しいブロックに行手を阻まれてしまう。
2台は接戦のままファイナルラップに突入。2番手を走っていたマシンがスピンを喫したため、KEIHIN HSV-010は3位でチェッカーを受けた。今季3度目のGT表彰台に立った金石選手と広大は、ポイントリーダーから19ポイント差のドライバーズランキング4位に浮上した。
「予選は苦しい戦いとなりましたが、決勝ではマシンのフィーリングもよく、思いっきり走ることができました。でも2位にはなりたかったですね! 最後までベストを尽くしたのですが、あと一歩届きませんでした。本当に悔しいです。ただ今回のレースで3位になったことで、タイトル獲得の可能性はまだ残っています。次のレース(オートポリス)ではシリーズ得点1ポイントにつき、1kgに換算したハンディウェイトが搭載されることになっています。僕らにとってはチャンスです。何としてもオートポリスで優勝して、タイトル獲得の道筋を開いていきたいです」