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不運なアクシデントで表彰台を逃す。

2010.06.20

2010年6月20日、 マレーシアのセパンサーキットでスーパーGT第4戦の決勝が行われた。KEIHIN HSV-010は金石選手がスタートドライバーを担当し、序盤は9番手をキープ。10周を過ぎた頃から数台をパスして、周回を重ねるにつれてポジションを上げていく。さらに、21周目からルーティンのピットインが始まると、他車のピット作業の間に2番手に浮上し、54周レースの約半分の25周目にピットインを行う。

全車がピット作業を終えると、KEIHIN HSV-010のポジションは7番手。広大は39周目に1台をパスして1つ順位を上げる。その後、先行する2台にドライブスルーペナルティが科せられて4番手に、さらに1台ペースが落ちたマシンもあり、KEIHIN HSV-010は3番手に浮上する。

猛暑のなか、広大はレース終盤に入っても快調なペースを披露。49周目には18号車をオーバーテイクして2番手まで順位を上げる。しかし、52周目に目の前を走っていたGT300クラスの車輌がマシントラブルで突然スピン。これに巻き込まれる形でコースアウトした広大は、そのままマシンを止めた。

チェッカーを受けることのできなかったKEIHIN HSV-010だが、規定周回数はクリアしているために3周遅れの12位完走扱いとなっている。レース後の広大は以下のようにコメントしている。

「今回は予選からマシンのフィーリングが良かったですね。決勝でも本当にペースが良くて、マシンはもちろん、他のホンダ勢に発生していたようなクールスーツのトラブルもありませんでした。まあ、ドリンクが飲めないというトラブルはありましたが、順調にポジションを上げ、優勝も視野に入っていたのですが…。前を走るGT300のマシンには、テール・トゥ・ノーズで接近していたわけではなかったんです。2車身ぐらい離れていたので、普通のスピンだったら、かわすことができたと思います。でもGT300のランボルギーニに突然マシントラブルが発生したようで、予期せぬ形でスピンしました。それで、うまく避けることができませんでした。2位まで上がって、勝利も見えていただけに、本当に残念です。次の菅生は表彰台とはいわず、優勝を狙っていきたいと思います!」